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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


11.1.1 アプリケーションプログラムのログファイルの形式を確認する

監視対象のログファイルの形式を確認して,ログファイルトラップ動作定義ファイルにログファイルの形式を指定します。ここでは,ログファイルの形式を確認する流れについて説明します。

ログファイルには出力形式によって,大きく分けてシーケンシャルファイルとラップアラウンドファイルがあります。

シーケンシャルファイルとは,常にログが追加される形式で出力され,ファイルサイズが小さくなることがないファイルです。ログファイルトラップでは,シーケンシャルファイルのうち,SEQ,SEQ2,SEQ3,およびUPDの形式のログファイルを監視できます。

ラップアラウンドファイルとは,特定の期間やファイルサイズによって,ログの出力位置が先頭に戻るファイルです。ログファイルトラップでは,ラップアラウンドファイルのうち,WRAP1,WRAP2,およびHTRACEの形式のログファイルを監視できます。

なお,SEQやWRAP1など,監視できるログファイルの形式の詳細については,「2.4.4 監視できるログファイル」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) ログファイルの形式を確認する流れ(シーケンシャルファイルの場合)

監視対象のログファイルがシーケンシャルファイルの場合は,次の図に示す流れに従ってログファイルの形式を確認してください。なお,図中の対象外に該当するログファイルは,ログファイルトラップで監視できないログファイルとなります。

図11‒1 ログファイルの形式を確認する流れ(シーケンシャルファイルの場合)

[図データ]

(2) ログファイルの形式を確認する流れ(ラップアラウンドファイルの場合)

監視対象のログファイルがラップアラウンドファイルの場合は,次の図に示す流れに従ってログファイルの形式を確認してください。なお,図中の対象外に該当するログファイルは,ログファイルトラップで監視できないログファイルとなります。

図11‒2 ログファイルの形式を確認する流れ(ラップアラウンドファイルの場合)

[図データ]