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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


9.2.2 サービスの終了順序の制御

終了順序を制御する場合は,同じマシンにJP1/Power Monitorが必要です。終了順序を制御したいサービスには,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)で終了コマンドを指定しておきます。終了コマンドが記述されたサービスは,起動時と逆の順序で終了します。なお,サービスの終了が,複数のコマンドを組み合わせて実行されている場合には,一つのバッチファイルに記述してから指定してください。

起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)に記述したサービスの終了については,次の制御ができます。

システム終了時のサービスの終了順序を次の図に示します。

図9‒2 起動管理を使用した場合のサービスの終了順序

[図データ]

JP1/Power Monitorからの計画終了時には,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)に定義したとおりに,必ずサービスの終了処理が実行されます。この場合,終了処理の対象になるのは,起動管理機能(JP1/Base Control Service)で起動したサービスだけで,起動管理機能(JP1/Base Control Service)を使って起動できなかったサービスは,終了処理の対象になりません。また,JP1/Power Monitorからの強制終了時にサービスの終了順序を管理したい場合は,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)の[ControlValue]セクションで指定が必要になります。

なお,システム管理者は,サービスの終了が正しく完了したかどうか,次に示す二つのメッセージで確認してください。

各サービスについて,起動コマンド,終了コマンド,起動時の待ち時間,および終了時の待ち時間を指定できます。なお,起動コマンドおよび終了コマンドに対してサービスのスタートアップパラメーターは指定できません。