Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


2.2 サービスの起動順序および終了順序を制御する(Windows限定)

JP1/Baseでは,JP1シリーズ製品,およびJP1以外の製品のサービスの起動・終了順序を詳細に管理できます。

JP1/IMやJP1/AJSなど,JP1/Baseを前提とする製品のサービスは,JP1/Baseのサービスの起動後に起動する必要があります。また,JP1イベントを発行する製品のサービスも,JP1/Baseのサービスの起動後に起動する必要があります。JP1/Baseのサービスが起動する前にJP1イベントが発行された場合,JP1/Baseに登録できないためです。

なお,サービスを終了させたい場合,同一マシン上にJP1/Power Monitorがインストールされている必要があります。JP1/Power Monitorの詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。

起動時には,まず起動管理サービス(JP1/Base Control Service)が起動し,その後,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)での記述順に,各サービスが起動されます。起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)で指定した時間を過ぎてもサービスが起動しなかった場合は,次のサービスが起動されます。また,すべてのサービスが起動したあとに実行するコマンド名を指定することもできます。

JP1/Power Monitorからのシャットダウン時には,起動時と逆の順序で各サービスが終了したあと,起動管理サービスが終了します。この場合には,各サービスが終了したあとに実行するコマンド名を指定できます。

初期設定では,JP1/Base,JP1/IM,JP1/AJSの順番でサービスが起動するように設定されています。JP1/IMまたはJP1/AJSを使用しない場合には,Windowsイベントログにエラーメッセージが出力されるため,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)を編集してください。