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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


2.1.5 ユーザーマッピングとは

JP1ユーザーが他ホストに対してジョブやコマンドを実行する際,ジョブやコマンドを実行するホスト上のOSユーザー権限が必要になります。そのため,ジョブやコマンドを実行したいホスト上でJP1ユーザーとOSユーザーを対応づける必要があります。これをユーザーマッピングといいます。

ユーザーマッピングでは,次に示す三つの内容を対応づけて設定します。

〈この項の構成〉

(1) ユーザーマッピングの例(JP1/AJSの場合)

JP1/AJSの場合のユーザーマッピングの例を次の図に示します。

図2‒8 ユーザーマッピングの例(JP1/AJSの場合)

[図データ]

JP1/AJS - ViewからJP1/AJS - Managerにログインする場合には,JP1/AJS - Managerがインストールされたホスト上でもJP1ユーザーとOSユーザーをマッピングする必要があります。そのため,HostA(マネージャーホスト)およびHostB(ジョブを実行するエージェントホスト)でユーザーマッピングの設定が必要です。

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド」および「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド」を参照してください。

(2) ユーザーマッピングの例(JP1/IMの場合)

JP1/IMの場合のユーザーマッピングの例を次の図に示します。

図2‒9 ユーザーマッピングの例(JP1/IMの場合)

[図データ]

JP1/IM - Viewからの操作で,HostD(エージェントホスト)でコマンドを実行するため,HostDでユーザーマッピングの設定が必要です。また,HostEで自動アクションを実行するため,HostEでユーザーマッピングの設定が必要です。

なお,自動アクションを実行するユーザーは,JP1/IM - Manager上で定義します。