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Hitachi System Information Capture システム分析支援 リアルタイムモニタ 


10.2 稼働情報抽出ユティリティによるUAPの作成

稼働情報抽出ユティリティのUAPの作成を次に示します。

図10‒2 稼働情報抽出ユティリティのUAPの作成

[図データ]

[図データ]

UAPのコーディング

UAPのコーディングにはC言語を使用し、ANSI C形式に従ってコーディングします。UAPをコーディングしてソースファイルを作成するとき、OSの標準機能を使えます。また、コーディング時は次のコーディング規約に従ってください。

UAPの翻訳と結合

UAPオブジェクトファイルの作成

ソースファイルをコンパイルして、UAPオブジェクトファイルを作成します。

UAP実行形式ファイルの作成

UAPオブジェクトファイルと次のライブラリをリンケージして、UAP実行形式ファイルを作成します。リンケージオプションについては、稼働情報抽出ユティリティのサンプル(makefile)を参照してください。

  • 稼働情報抽出ユティリティのライブラリ

    libsic_rtmutl.dll

  • その他のライブラリ

    UAPで稼働情報抽出ユティリティ以外のライブラリ関数を使用している場合、必要に応じて指定してください。

UAPの環境設定

必要に応じてUAPを実行する環境に次の環境変数を設定します。

SICRTMLOGSTDERR={Y|N}

稼働情報抽出ユティリティでエラーが発生したときに、エラーメッセージを標準エラー出力に出力するかどうかを指定します。

Y:標準エラー出力にエラーメッセージを出力します。

N:標準エラー出力にエラーメッセージを出力しません。

ただし、次のリターン値は、メッセージ出力対象外です。

  • ESRTMER_ARGUMENT

  • ESRTMER_TIMING

  • ESRTMER_NO_DATA

UAPの実行

UAP実行形式ファイルを実行します。