7.1.1 システム定義の記述形式
システム分析支援リアルタイムモニタのプロパティファイルの記述形式について次に示します。
行の長さ
1行の長さは最大1024バイトです。1024バイトを超える指定の場合は、複数行に分けて記述してください。
空白文字の定義
空白文字は、半角スペース、水平タブを示します。文中の'△'は1つ以上の空白文字を示します。
キーと要素
キーと要素間の区切り文字は「=」とします。キーの前や「=」の前後に空白文字を記述できます。
同じキーが複数回記述されていた場合、最後に指定されている要素が有効とします。
要素内の区切り文字「,」「:」の前後には空白文字を記入できません。
形式1 キー=要素
形式2 △キー△=△要素
コメント
コメントを記入する場合は、行の先頭に'#'を記述してください。'#'の前には空白文字だけ記述できます。
キーと要素の記述と同じ行にコメントを記入することはできません。
形式1 #コメント・・・・・・・
形式2 △#コメント・・・・・・
行の継続
行を継続させるには、行の末尾に継続文字「\」を記述し、その直後で改行してください。
行の継続は、継続文字「\」と改行文字(「\n」)が連続して初めて継続と見なします。継続行の先頭にスペースがある場合は、スペースも含めて継続されます。
- (例)
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1行目:ABC\「\n」
2行目:△\\n\「\n」
3行目:D
上記の場合、“ABC△D”と解釈します。“ABCD”と解釈させたい場合は、2行目の△を削除してください。
連続した「\」の次が改行文字(「\n」)の場合は、連続した「\」の最後の「\」を継続文字として認識します。それ以前の「\」はすべて文字として認識します。
文字列の最後の「\」を文字として認識させたい場合は、「\」の後ろにスペースを入力してください。
- (例)
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AB\\△「\n」
文字として「\」を認識します。
継続している複数の行の途中にコメントを挿入することはできません。
- (例)AA BBと認識されない場合
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1行目:AA\「\n」
2行目:#コメント \「\n」
3行目:BB
上記の場合、コメント行に記述した継続文字「\」は認識されません。次のように、別の行として認識されるため、定義にはAAしか設定されません。
AA
BB