1.4 サーバ間連携機能の注意事項
サーバ間連携機能を使用する場合の注意事項を説明します。
トランザクション情報表示のタイミング
パケットをキャプチャし次第、パケット情報を表示します。PRFトレースが出力されてから、PRFトレースを取得および表示するまでに、rpc_def定義値分時間が掛かる場合があります。
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rpc_prf定義のPRFトレースファイル監視間隔指定値
また、TP1/Server BaseのPRFトレースファイルが更新されない限り、システム分析支援リアルタイムモニタで表示するPRFトレース情報も更新されません。TP1/Server BaseのPRFトレースファイルの出力契機を次に示します。
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未出力のPRFトレース情報が一定量以上となった時点
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prfgetコマンドの実行時
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TP1/Server Baseの終了時
Windows上のサーバが監視対象の場合は、TP1/Server BaseのPRFトレースファイルのスワップが発生するまで、システム分析支援リアルタイムモニタで表示するPRFトレース情報も更新されません。
一部のトランザクション情報が取得できない場合に表示されるトランザクション情報
- クライアントからTP1稼働サーバ間のパケットキャプチャができない場合
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システム分析支援リアルタイムモニタのダッシュボードのメイン画面では、トランザクション情報が一切表示されません。ただし、条件によっては、一部表示できます。情報の表示の有無を次に示します。
情報の種類
表示の有無
クライアントとTP1/Server Base稼働サーバとの間のトランザクション情報
表示されない。
TP1/Server Base稼働サーバの情報
表示されない。
ただし、関連付け情報検索画面で対象のトランザクションが実行された時刻を入力すると、その時刻に対応したグラフを表示できる。
TP1/Server Base稼働サーバとデータベースサーバとの間のトランザクション情報
表示されない。
ただし、関連付け情報検索画面で対象のトランザクションが実行された時刻を入力すると、その時刻に対応したグラフを表示できる。
- PRFトレースが取得できない場合
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一時的な通信障害などでPRFトレースファイルを取得できない場合、システム分析支援リアルタイムモニタのメイン画面で表示するPRFトレース情報は更新されません。情報の表示の有無を次に示します。
情報の種類
表示の有無
クライアントとTP1/Server Base稼働サーバとの間のトランザクション情報
表示される。
TP1/Server Base稼働サーバの情報
表示されない。
TP1/Server Base稼働サーバとデータベースサーバとの間のトランザクション情報
表示される。
また、回復不可能な原因でPRFトレースファイルの取得に失敗した場合は、該当するTP1/Server Base稼働サーバに対して、定期的なPRFトレースファイルの取得処理を中断します。
- TP1/Server Base稼働サーバとDBサーバとの間のパケットキャプチャができない場合
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システム分析支援リアルタイムモニタのダッシュボードのメイン画面では、TP1/Server Base稼働サーバとDBサーバとの間のトランザクション情報は表示されません。情報の表示の有無を次に示します。
情報の種類
表示の有無
クライアントとTP1/Server Base稼働サーバとの間のトランザクション情報
表示される。
TP1/Server Base稼働サーバの情報
表示される。
TP1/Server Base稼働サーバとデータベースサーバとの間のトランザクション情報
表示されない。
系切り替え検出時に表示されるトランザクション情報
PRFトレースファイルの更新時刻が時系列に並んでいない場合、または最新のPRFトレースファイルのスワップが世代番号順になっていない場合は、系切り替えが発生したものと判断します。
このとき、系切り替えが発生した監視間隔中のPRFトレース情報が欠落するため、システム分析支援リアルタイムモニタでその間のトランザクション情報は表示されません。