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Hitachi System Information Capture システム検証支援 テスト結果収集機能(Jenkins連携版)


3.1 HSIC-ECDビデンスファイル

HSIC-ECDビデンスファイルの形式について説明します。

ファイル名

HSIC-ECDビデンスファイルのファイル名を次に示します。

出力契機

出力契機にHSIC-ECDエビデンスファイルがない場合は新たにファイルを作成して出力します。

HSIC-ECDエビデンスファイルがすでにある場合は追加書きします。

HSIC-ECDエビデンスファイルの出力契機および出力内容を次の表に示します。

表3‒1 HSIC-ECDエビデンスファイルの出力契機

出力契機

出力内容

サーブレット/JSPでSQLを実行したとき

実行したSQL情報

サーブレット/JSPUPDATE文を実行したとき

SQL更新前情報、SQL更新後情報

サーブレット/JSPINSERT文を実行したとき

SQL更新後情報

サーブレット/JSPDELETE文を実行したとき

SQL更新前情報

サーブレット/JSPSELECT文を実行したとき

SQL参照情報

HSIC-ECD内でエラーが発生した場合

エラーメッセージ

出力形式

HSIC-ECDエビデンスファイルの出力形式を次に示します。

yyyy/mm/dd hh:mm:ss.zzz XX..XX
tt..tt
tt..tt
  :

実行したSQL情報

力契機を表すコードとして、SQL実行前SQL START」、SQL実行後SQL END」を出力します。

SQL START」と「SQL END」の間の行に、Javaアプリケーションが実行したSQLを出力します。

SQL END」の行の下に空行を出力します。

Javaアプリケーションが実行するSQLで例外が発生した場合は、「SQL END」の行は出力しません。

Javaアプリケーションが実行するSQLにバインド変数が使用されている場合は、次に示す規則で変換して出力します。

実行したSQL情報の出力例を次に示します。

2015/04/19 18:37:52.590 SQL START
UPDATE "schema1"."table1" SET column1 = DEFAULT, column2 = 100 WHERE column3 = 
'商品1'

2015/04/19 18:37:52.590 SQL END

SQL更新前情報

SQL更新前情報は、実行したSQL情報の前に出力します。

出力契機を表すコードとしてbefore update出力します。

次の行にHSIC-ECDが更新前情報を取得するために実行したSQLを出力します。

その次の行からHSIC-ECDが取得した結果を次のように出力します。

HSIC-ECDが制限事項とする構文が使用されていた場合は、KFSF50002-Wメッセージを出力します。

HSIC-ECDが更新前情報を取得するために実行したSQLでエラーが発生した場合は、KFSF50001-Eメッセージを出力します。

SQL更新前情報の出力例を次に示します。

2015/04/19 18:37:52.550 before update
SELECT column1, column2 WHERE column3 = 'xxx'
AAA <null>

SQL更新後情報

SQL更新情報は、実行したSQL情報の後に出力します。

出力契機を表すコードとしてafter update出力します。

次の行にHSIC-ECDが更新情報を取得するために実行したSQLを出力します。

その次の行からHSIC-ECDが取得した結果を次のように出力します。

HSIC-ECDが制限事項とする構文が使用されていた場合は、KFSF50002-Wメッセージを出力します。

HSIC-ECDが更新後情報を取得するために実行したSQLで例外が発生した場合は、KFSF50001-Eメッセージを出力します。

HSIC-ECDがSQL更新情報取得のために実行したSQLや、Javaアプリケーションが実行するSQLで例外が発生した場合は、SQL更新情報は出力しません。

SQL更新後情報の出力例を次に示します。

2015/04/19 18:37:53.020 before update
SELECT column1, column2 WHERE column3 = 'xxx'
BBB 100

SQL参照情報

SQL参照情報は、実行したSQL情報の後に出力します。

出力契機を表すコードとしてresult set出力します。

次の行にHSIC-ECDが参照情報を取得するために実行したSQLを出力します。

その次の行からHSIC-ECDが取得した結果を次のように出力します。

HSIC-ECDが制限事項とする構文が使用されていた場合は、KFSF50002-Wメッセージを出力します。

HSIC-ECDがSQL参照情報を取得するために実行したSQLで例外が発生した場合は、KFSF50001-Eメッセージを出力します。

SQL参照情報の出力例を次に示します。

2015/04/19 18:37:49.370 result set
SELECT column1, column2 WHERE column3 = 'xxx'
AAA null

エラーメッセージ

HSIC-ECDが実行したSQLで例外が発生した場合などに出力する情報です。

出力契機を示すコードとしてHSIC msg出力します。

次の行からエラーメッセージテキストを出力します。最後の行の後ろには空行を出力します。

エラーメッセージの出力例を次に示します。

2015/04/19 18:37:49.370 HSIC msg
KFSFxxxxx-E ‥