1.2.2 SQL更新前後情報出力機能
SQL更新前後情報出力機能は、Javaアプリケーションが更新系SQLを実行したときに、更新前後のデータベースの情報をファイルに出力します。
更新前情報の取得対象となるSQLは、UPDATE文とDELETE文です。
更新後情報の取得対象となるSQLは、UPDATE文とINSERT文です。
SQL更新前後情報出力機能の概要を次の図に示します。
- 注意事項
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カーソルを使用して更新(Resultsetクラスのupdaterメソッド)した場合、SQLの更新前後情報はHSIC-ECDエビデンスファイルに出力されません。
UPDATE文に対する制限事項
次に示す句を使用したUPDATE文の場合、SQL更新前後情報を取得しません。
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WHERE CURRENT OF句
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SET ROW句
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ADD句
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DELETE句
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NEXT VALUE式
INSERT文に対する制限事項
次に示す句を使用したINSERT文の場合、SQL更新前後情報を取得しません。
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(ROW)を指定した行挿入
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NEXT VALUE式
DELETE文に対する制限事項
DELETE文の検索条件に現在時刻を取得するファンクションを使用している場合は、正しいSQL更新前後情報を取得できません。
また、次に示す句を使用したDELETE文の場合、SQL更新前後情報を取得しません。
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WHERE CURRENT OF句
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NEXT VALUE式