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Hitachi System Information Capture システム検証支援 テスト結果収集機能 


10.3 HSIC-ECDのプラグインの定義ファイル

HSIC-ECDのプラグインの定義ファイルについて説明します。

設定ファイル名

HSIC-ECDインストールディレクトリ/config下に任意の名称で作成します。

形式

xml形式で指定します。ファイル内で使用できる文字コードはUTF-8です。

要素と指定値

要素名

属性

指定する値

<HSIC-ECD-plugin>

-

<HSIC-ECD-plugin>-<Output-file>

path

HSIC-ECDが出力するエビデンスファイルのディレクトリをフルパスで指定します。省略した場合は、HSIC-ECDインストールディレクトリ/evidenceとなります。

ルート権限のないユーザがeseaevimvコマンドを実行する場合は、Output-fileeseaevimvコマンドを実行するユーザに書き込み権限のあるディレクトリを設定してください。ディレクトリは、J2EEサーバ開始前にあらかじめ作成してください。

HSIC-EMを使用してFTPで接続するユーザが参照できるディレクトリを指定してください。

<HSIC-ECD-plugin>-<Oracle-JDBC-driver>

path

Oracle JDBCドライバのフルパス

Oracleを使用してSQL出力機能を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<HiRDB-JDBC-driver>

path

HiRDB JDBCドライバ(pdjdbc4.jar)のフルパス

HiRDBを使用してSQL出力機能を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<DB2>

name

{10.5|11.1}

接続するDB2のバージョン。

DB2を使用してSQL出力機能を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<DB2>-<JDBC-driver>

path

DB2 JDBCドライバ(db2jcc.jarまたはdb2jcc4.jar)のフルパス

DB2を使用してSQL出力機能を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<SQLServer-JDBC-driver>

path

SQL Server JDBCドライバー(sqljdbc42.jarまたはsqljdbc41.jarもしくはsqljdbc4.jar)のフルパス

SQL Serverを使用してSQL出力機能を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<sql-output>

use

{Y|N} ≪Y

Y:SQL出力機能を使用する

N:SQL出力機能を使用しない

いずれのJDCB-Driverも指定しなかった場合にYを指定してもSQL出力機能を使用しません。

<HSIC-ECD-plugin>-<DB2>-<update-data>

use

{Y|N} ≪Y

YDB更新前後出力機能を使用する

NDB更新前後出力機能を使用しない

<HSIC-ECD-plugin>-<DB2>-<select-data>

use

{Y|N} ≪N

Y:SQL参照情報出力機能を使用する

N:SQL参照情報出力機能を使用しない

<HSIC-ECD-plugin>-<application>

-

アプリケーション固有情報の出力を使用する場合に記述します。

<HSIC-ECD-plugin>-<application>-<plugin>

path

作成したプラグインのjarファイルのフルパス

Applicationの記述がある場合、必ず1個必要です。

class

実装したクラスの完全修飾名

(パッケージ名、クラス名を.区切りで指定)

<HSIC-ECD-plugin>-<application>-<class>

name

フックするクラスの完全修飾名

(パッケージ名、クラス名を.区切りで指定)

Applicationの記述がある場合、必ず1個必要です。

複数の記述が可能です。

<HSIC-ECD-plugin>-<application>-<class>-<method>

name

フックするメソッド名

1個のClassの下には必ず1個必要です。

複数の記述が可能です。

<HSIC-ECD-plugin>-<application>-<class>-<method>-<argument>

name

フックするメソッドの引数名

引数がない場合は記述する必要はありません。

複数の記述が可能です。

type

引数のクラスの完全修飾名、またはプリミティブ型名

(パッケージ名、クラス名を.区切りで指定)

<HSIC-ECD-plugin>-<application>-<class>-<method>-<variable>

name

プラグインで参照したいフックするクラス内のフィールド(メンバ変数

Pluginで変数を参照しない場合は記述しなくてよい。

複数の記述が可能です。

メソッドのローカル変数は指定できません。

type

変数のクラスの完全修飾名、またはプリミティブ型名

(パッケージ名、クラス名を.区切りで指定)

<HSIC-ECD-plugin>-<error-log>

target

{error|evidence|both} ≪error

SQL出力機能、DB更新前後情報出力機能、SQL参照情報出力機能の出力するエラーログの出力先を指定します。

error:エラーログをエラーログにのみ出力する

evidence:エラーログをエビデンスファイルにのみ出力する

both:エラーログ、エビデンスファイル両方に出力する

<HSIC-ECD-plugin>-<AP-server>

target

{cosmi|was} ≪cosmi

使用するアプリケーションサーバの種別を指定する。

cosmi:uCosminexus Application Server V9

was:WebSphere Application Server

uCosminexus Application Server V9の場合は省略可。

それ以外のアプリケーションサーバの場合は必ず指定してください。