4.9.2 報告書のフォーマットの書式(Microsoft Wordの場合)
貼り付け先のフォーマットファイルに指定するMicrosoft Wordには、数種類の整形指定項目を配置して整形結果を定義します。
フォーマットファイルは、拡張子が.docxのMicrosoft Word文書で作成します。
次の表に従い、Microsoft Wordフォーマットのページ内に配置します。
整形指定項目 |
定義個所 |
制約 |
説明 |
---|---|---|---|
@[HSIC_FILENAME] |
文書 |
1フォーマット(※2)中に1つ |
整形対象のエビデンスファイル名に置換します。 |
@[HSIC_PICTURE] |
オートシェイプ(※1) |
1フォーマット(※2)中に1つ |
画像の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、ページを超えて定義できません。 |
@[HSIC_FILE] |
オートシェイプ(※1) |
1フォーマット(※2)中に1つ |
画像、およびRDBレコード項目以外の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、フォーマット領域を超えて定義できません。 |
@[HSIC_ALL] |
オートシェイプ(※1) |
1フォーマット(※2)中に1つ |
整形対象の別を問わず、すべての項目の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、フォーマット領域を超えて定義できません。 ほかのフォーマットに@[HSIC_PICTURE]/@[HSIC_FILE]が定義されていた場合はそれらが優先されます。 |
@[HSIC_TEST_START] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
テストを開始した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd hh:MM」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_START_JP] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
テストを開始した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy年mm月dd日 hh時MM分」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_STOP] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
テストを完了した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd hh:MM」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_STOP_JP] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
テストを完了した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy年mm月dd日 hh時MM分」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_AUTHOR] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
作成者名に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 |
@[HSIC_AUTHOR_DATE] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で作成者登録した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_AUTHOR_DATE_JP] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で作成者登録した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy 年mm 月dd 日」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_AUTHOR_BELONG] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
作成者の所属先に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 |
@[HSIC_APPROVER] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
承認者名に置換します。 HSIC-DSEの画面で承認操作をしたときに置換されます。 |
@[HSIC_APPROVER_DATE] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で承認操作した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_APPROVER_DATE_JP] |
文書 ヘッダ フッタ オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で承認操作した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy年mm月dd日」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_APPROVER_BELONG] |
セル オートシェイプ(※1) |
1フォーマット中に1つ |
承認者の所属先に置換します。 HSIC-DSEの画面で承認操作をしたときに置換されます。 |
注※1:長方形、正方形、またはテキストボックスが対象となります。
注※2:フォーマットはその文書のページに相当します。
- 重要
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オートシェイプをグループ化すると、実行時にエラーが発生します。
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「*.doc」形式のフォーマットファイルに「*.csv」のファイルを整形すると、ファイル保存時に互換性チェックダイアログが表示されます。表示させたくない場合には、ファイル形式を「*.docx」に変更してください。
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「*.doc」形式のフォーマットファイルを「*.docx」に変換する場合、ファイル保存時に[以前のバージョンの Word との互換性を保持する]にチェックをしてから保存してください。
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Microsoft Office 2010を使用する場合、@[HSIC_FILE]を指定したオートシェイプに関する書式設定で、塗りつぶし項目「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を有効にしていると、ファイル保存に失敗します。フォーマットファイル作成の際には、この設定を無効にしてください。
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フォーマットファイル中に配置したオートシェイプのアンカーは、そのページの先頭に設定し、改ページの位置には設定しないでください。
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- ヒント
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オートシェイプの挿入方法やアンカーについては、Microsoft Wordのマニュアルなどをご確認ください。
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具体的な設定方法の例は、製品に同梱されているサンプルのフォーマットファイル(インストールフォルダ\Format)をご確認ください。
フォーマットファイルの書式については、以下のパターンについて動作確認済みです。
・製品に同梱されているサンプルのフォーマットファイル(インストールフォルダ\warp\format)
・オートシェイプのレイアウトオプション「文字列の折り返し」の全種類(行内/四角/外周/内部/上下/背面/前面)
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- メモ
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@[HSIC_FILE]は、拡張子がBMP、PNG、JPEG、およびRDBレコードとして扱う拡張子以外のものを対象に整形します。