4.9.1 報告書のフォーマットの書式(Microsoft Excelの場合)
貼り付け先のフォーマットファイルに指定するMicrosoft Excelには、数種類の整形指定項目を配置して整形結果を定義します。
フォーマットファイルは、拡張子が.xlsxのMicrosoft Excelブックで作成します。
フォーマットを記述するシート名は、“hsic_em_Format”を指定してください。ただし、フォーマットファイル中に1シートだけ存在する場合には、シート名が“hsic_em_Format”以外でも、そのシートをフォーマットとして使用します。
次の表に従い、Microsoft Excelフォーマットのシート内に整形指定項目を配置します。
整形指定項目 |
定義個所 |
制約 |
説明 |
---|---|---|---|
@[HSIC_FORMATAREA-START] |
セル |
1シート中に複数定義可 |
フォーマットとして指定する領域の開始行と終了行を定義します。これらのセルが配置されている行がそれぞれ適用されます。 @[HSIC_FORMATAREA-START]:開始行 @[HSIC_FORMATAREA-END]:終了行 対で定義するものとし、それらで囲まれた領域がフォーマット領域となります。 また、複数エビデンスを繰り返し整形する際は、この領域が繰り返しの最小単位となります。 |
@[HSIC_FORMATAREA-END] |
セル |
||
@[HSIC_FILENAME] |
セル |
1フォーマット中に1つ |
整形対象のエビデンスファイル名に置換します。 |
@[HSIC_PICTURE] |
オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
画像の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、フォーマット領域を超えて定義できません。 |
@[HSIC_FILE] |
オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
画像、およびRDBレコード項目以外の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、フォーマット領域を超えて定義できません。 |
@[HSIC_ALL] |
オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
整形対象の別を問わずすべての項目の貼り付け位置とサイズを自由に定義します。整形対象はこのサイズに収まるように貼り付けを行います。 ただし、フォーマット領域を超えて定義できません。 ほかのフォーマットに@[HSIC_PICTURE]/@[HSIC_FILE]が定義されていた場合はそれらが優先されます。 |
@[HSIC_TEST_START] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
テストを開始した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd hh:MM」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_START_JP] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
テストを開始した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy年mm月dd日hh時MM分」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_STOP] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
テストを完了した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd hh:MM」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_TEST_STOP_JP] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
テストを完了した日付に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 日付の形式は、「yyyy年mm月dd日 hh時MM分」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 hh:時間 MM:分 日付を正しく取得できなかった場合、空白に置換されます。 |
@[HSIC_AUTHOR] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
作成者名に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 |
@[HSIC_AUTHOR_DATE] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で作成者登録した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_AUTHOR_DATE_JP] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で作成者登録した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy 年mm 月dd 日」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_AUTHOR_BELONG] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
作成者の所属先に置換します。 HSIC-DSEの画面で作成者登録時に置換されます。 |
@[HSIC_APPROVER] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
承認者名に置換します。 HSIC-DSEの画面で承認操作をしたときに置換されます。 |
@[HSIC_APPROVER_DATE] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で承認操作した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy/mm/dd」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_APPROVER_DATE_JP] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
HSIC-DSEの画面で承認操作した日付に置換します。 日付の形式は、「yyyy 年mm 月dd 日」です。 yyyy:西暦 mm:月 dd:日 |
@[HSIC_APPROVER_BELONG] |
セル オートシェイプ(※) |
1フォーマット中に1つ |
承認者の所属先に置換します。 HSIC-DSEの画面で承認操作をしたときに置換されます。 |
注※:長方形、正方形、またはテキストボックスが対象となります。
- 重要
-
-
オートシェイプをグループ化すると、実行時にエラーが発生します。
-
Microsoft Office 2010以降を使用する場合には、「*.xlsx」形式のフォーマットファイルを指定してください。「*.xls」形式のフォーマットファイルを指定した場合、エビデンス整形実行時に処理が著しく遅くなる場合があります。
-
「*.xls」形式のフォーマットファイルに「*.csv」のファイルを整形すると、ファイル保存時に互換性チェックダイアログが表示されます。表示させたくない場合には、ファイル形式を「*.xlsx」に変更してください。
-
Microsoft Office 2013で「*.xls」形式のフォーマットファイルを利用して整形する場合、整形するファイルの種類に関わらず、ファイル保存時に互換性チェックダイアログが表示されます。表示させたくない場合には、ファイル形式を「*.xlsx」に変更してください。
ただし、目次シートを作成しない設定の場合は除く。
-
Microsoft Office 2010を使用する場合、@[HSIC_FILE]を指定したオートシェイプに関する書式設定で、塗りつぶし項目「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を有効にしていると、ファイル保存に失敗します。フォーマットファイル作成の際には、この設定を無効にしてください。
-
フォーマット内に図を配置する場合、図の書式設定のプロパティ項目「オブジェクトの位置関係」を「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」に設定してください。設定しないと整形結果が不正になることがあります。
-
- メモ
-
@[HSIC_FILE]は、拡張子がBMP、PNG、JPEG、およびRDBレコードとして扱う拡張子以外のものを対象に整形します。
- ヒント
-
-
オートシェイプの挿入方法については、Microsoft Excelのマニュアルなどをご確認ください。
-
具体的な設定方法の例は、製品に同梱されているサンプルのフォーマットファイル(インストールフォルダ\warp\format)をご確認ください。
-
フォーマットファイルの書式については、以下のパターンについて動作確認済みです。
・製品に同梱されているサンプルのフォーマットファイル(インストールフォルダ\warp\format)
-