3.5.2 テストIDによるエビデンス管理の有効化(WebSphere Application Serverの場合)
WebSphere Application Serverを使用する場合は、次の手順で、テストIDによるエビデンス管理を有効化します。
フィルター用ライブラリの格納
HSIC-ECDのフィルター用ライブラリをWebSphere Application Server配下のディレクトリにコピーします。コピー元ファイル、コピー先ディレクトリを次に示します。
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コピー元ファイル
HSIC-ECDインストールディレクトリ/was/AppServer/lib/hsic_filter.jar
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コピー先ディレクトリ
WebSphere Application Serverインストールディレクトリ/AppServer/lib/
フィルターのマッピング
対象アプリケーションのearファイルまたはwarファイルを展開し、WEB-INF/web.xmlにサーブレットフィルターのクラスを追加します。
- earファイルからwarファイルを抽出
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earファイルからweb.xmlファイルを抽出するために、まずearファイルからwarファイルを抽出します。earファイルが存在するディレクトリまで移動し、以下のコマンドを入力してください。対象アプリケーションがwarファイルで提供されている場合は不要です。
jar –xf (earファイル名) (warファイル名)
- warファイルからweb.xmlを抽出
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warファイルからweb.xmlを抽出します。warファイルが存在するディレクトリまで移動し、以下のコマンドを入力してください。
jar -xf (warファイル名) WEB-INF/web.xml
- サーブレットフィルター情報追加
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「warファイルからweb.xmlを抽出」で抽出したweb.xmlファイルに以下のサーブレットフィルター情報を追加してください。web.xmlに既にfilterタグが存在する場合、最後のfilterタグの後ろに追加してください。
<filter> <filter-name>hsicecd_filter</filter-name> <filter-class>jp.co.Hitachi.soft.HSIC.dbc.filter.HSICFilter</filter-class> </filter> <filter-mapping> <filter-name>hsicecd_filter</filter-name> <url-pattern>/*</url-pattern> </filter-mapping>
- warファイルの更新
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warファイル中のweb.xmlを「サーブレットフィルター情報追加」で更新したweb.xmlファイルで更新します。
以下のコマンドを入力してください。
jar -uf (warファイル名) WEB-INF/web.xml
- earファイルの更新
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earファイル中のwarファイルを「warファイルの更新」で更新したwarファイルで更新します。
以下のコマンドを入力してください。対象アプリケーションがwarファイルで提供されている場合は不要です。
jar -uf (warファイル名) WEB-INF/web.xml
対象アプリケーションの更新
フィルターマッピングを行ったWebアプリケーションを、以下の手順でJ2EEサーバにデプロイします。
- アプリケーションの停止
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アプリケーション固有情報の出力機能の対象となるWebアプリケーションを停止します。既にWebアプリケーションが停止状態の場合は行う必要はありません。
アプリケーションの停止はWebSphere Integrated Solutions Console、またはwsadminツールで行います。
WebSphere Integrated Solutions Console、wsadminツールの詳細はWebSphere Application Serverのマニュアルを参照してください。
- アプリケーションのデプロイ
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「フィルターをマッピングする」で作成したWebアプリケーションをデプロイします。
アプリケーションのデプロイはWebSphere Integrated Solutions Console、またはwsadminツールで行います。
WebSphere Integrated Solutions Console、wsadminツールの詳細はWebSphere Application Serverのマニュアルを参照してください。
- 対象アプリケーションの起動
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対象のWebアプリケーションを起動します。
アプリケーションの起動はWebSphere Integrated Solutions Console、またはwsadminツールで行います。
WebSphere Integrated Solutions Console、wsadminツールの詳細はWebSphere Application Serverのマニュアルを参照してください。