3.5.1 テストIDによるエビデンス管理の有効化(uCosminexus Application Server V9の場合)
uCosminexus Application Server V9を使用する場合は、次の手順で、テストIDによるエビデンス管理を有効化します。
サーブレットフィルターのクラスパス登録
J2EEサーバにサーブレットフィルターのクラスパスを登録します。
J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)に直接記入、またはuCosminexus Application Server V9運用管理ポータルの[J2EEコンテナの設定]ペインから以下の内容を登録してください。
add.class.pass=HSIC-ECDインストールディレクトリ/lib/hsicdbc.jar
登録後、設定情報の配布を行った後J2EEサーバを再起動してください。
運用管理ポータルの詳細は、uCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。
対象アプリケーションの停止
アプリケーション固有情報の出力機能の対象となるWebアプリケーションを停止します。既にWebアプリケーションが停止状態の場合は行う必要はありません。
cjstopappコマンド、またはuCosminexus Application Server V9運用管理ポータルの[J2EEアプリケーションの開始/停止]ペインを使用してアプリケーションを停止してください。
cjstopappコマンド、および運用管理ポータルの詳細はuCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。
サーブレットフィルターの登録
cjaddappコマンドを実行し、J2EEサーバにサーブレットフィルターの名称とクラスを登録します。
コマンド実行時、引数<属性ファイルパス>に以下のパスを指定してください。
HSIC-ECDインストールディレクトリ/servletfilter/conf/filterSetting.xml
cjaddappコマンド、および運用管理ポータルの詳細はuCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。
アプリケーションへのフィルター適用
登録したサーブレットフィルターをWebアプリケーションに適用します。設定は以下の手順で行います。
- Webアプリケーションの属性取得
-
cjgetapppropコマンドを実行し、対象Webアプリケーションの属性ファイルを取得してください。属性ファイルの名称には任意の名称が使用可能です。
cjgetapppropコマンドの詳細はuCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。
- Webアプリケーションの属性編集
-
「Webアプリケーションの属性取得」で取得した属性ファイルをテキストエディタで編集し、以下の定義を追加してください。追加する位置は最後に登場する<filter-mapping>要素のあとになります。
<filter-mapping> <filter-name>hsicecd_filter</filter-name> <servlet-name>*</servlet-name> <dispatcher>FORWARD</dispatcher> <dispatcher>INCLUDE</dispatcher> <dispatcher>REQUEST</dispatcher> <dispatcher>ERROR</dispatcher> </filter-mapping>
- Webアプリケーションの属性設定
-
cjsetapppropコマンドを実行してWebアプリケーションの属性を設定してください。
コマンド実行時、引数<属性ファイルパス>には「Webアプリケーションの属性編集」で編集した属性ファイルを指定してください。
cjsetapppropコマンドの詳細はuCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。
対象アプリケーションの起動
Webアプリケーションを起動します。cjstartappコマンド、またはuCosminexus Application Server V9運用管理ポータルの[J2EEアプリケーションの開始/停止]ペインからアプリケーションを起動してください。
cjstartappコマンド、および運用管理ポータルの詳細はuCosminexus Application Server V9のマニュアルを参照してください。