1.2.16 エビデンスの復元
HSIC-DSEをインストールしたストレージの破損などによってHSIC-DSE環境を再構築する場合に、あらかじめHSIC-DSEによって生成されたバックアップファイルからエビデンスを復元できます。
障害が発生したHSICサーバの復旧が困難な場合でも、バックアップファイルを格納したストレージを、新規に用意したHSICサーバに割り当て直すことでエビデンスを復元できます。
以下の図に復元処理の例を示します。
実行中のレポジトリサーバのCドライブで障害が発生しHSIC-DSEの運用ができなくなった場合、まずDドライブに割り当てられていたバックアップ用ストレージの割り当てを解除します。
次に、復元先となる新たなレポジトリサーバを用意し、割り当てを解除していたバックアップ用ストレージを、新たなレポジトリサーバに割り当てたあと、HSIC-DSE環境を再構築します。
最後に、エビデンスの復元を実行することで、新しいHSIC-DSE環境に障害発生前のHSIC-DSEの状態を復元できます。