7.1.1 システムの運用時の障害と対処
強制終了のメッセージが出力された
esibrasgetコマンドを実行して必要な資料を採取して、保守員に連絡ください。
処理速度が遅い
Java VMが確保するヒープ領域のメモリ不足が考えられます。
Java VMオプションファイル(jvm_options.cfg)のSDP_INITIAL_MEM_SIZEとSDP_MAX_MEM_SIZEの指定値を確認してください。指定値に問題がないときは、esibrasgetコマンドを実行して必要な資料を採取して、保守員に連絡ください。
業務実態情報アクセスエラーのメッセージが出力された
esiblsコマンドを実行して業務実態情報格納領域の状態を確認してください。
- 状態が停止中(OFFLINE)の場合
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システム分析支援ビューアを使用するときは、esibtblstartコマンドを実行して、業務実態情報を使用可能な状態にしてください。使用可能な状態にできない場合、esibrasgetコマンドを実行し、トラブルシュート情報を取得してください。業務実態情報を削除しても問題ない場合は、再セットアップを行い環境を再作成してください。
- 領域使用率が100%、もしくは100%に近い場合
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業務実態情報格納領域が不足していますので、以下のいずれかの対処を行ってください。
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業務実態情報を初期化してもいい場合
-cオプションを指定してesibstartコマンドを実行し、システム分析支援アキュムレータを起動してください。
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上記以外
esibdeltblコマンドを実行し、必要のない古い業務実態情報を削除してください。
その後、esibstartコマンドを実行し、システム分析支援アキュムレータを起動してください。
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- 状態が使用不可(HOLD)の場合
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他の運用コマンドを実行している時に状態が使用不可(HOLD)と表示された場合は、コマンド終了後に再度esiblsコマンドを実行し状態を再確認してください。
他の運用コマンドを実行していない時に状態が使用不可(HOLD)と表示された場合は、業務実態情報を削除しても問題なければ再セットアップを行い環境を再作成してください。
業務実態情報を削除せずに対策を実施したい場合はesibrasgetコマンドを実行し、トラブルシュート情報を取得して保守員に連絡してください。