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Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス


5.2.7 詳細情報(SQL)ウィンドウ

Visioの図形描画領域上に時系列表示されたHiRDB業務の詳細情報を表示するためのウィンドウです。

HiRDB業務オブジェクト(図形)をダブルクリックするか、HiRDB業務オブジェクト(図形)上で右クリックした際に表示されるコンテキストメニューの[詳細情報表示]を選択すると表示します。

図5‒10 詳細情報(SQL)ウィンドウの表示例

[図データ]

表5‒8 詳細情報(SQL)ウィンドウの機能

表示項目

機能

ルートアプリケーション情報

ルートアプリケーション情報を表示する。

SQL

SQL文を表示する。

SQLの前処理結果が再利用された場合などSQL文が確認できなかった場合は「-」を表示する。

COMMITおよびROLLBACKは、実際のSQLの記述に関係なくそれぞれ「COMMIT」、「ROLLBACK」と表示する。

(例えば「COMMIT WORK」とSQLを記述して実行しても「COMMIT」と表示される)

SQL文が80バイトを超える場合は、80バイト以降を省略して表示する。

HSIC-APを使用している場合は、COMMITやROLLBACKなどのトランザクションを制御するSQLを「-」を表示する場合がある。

SQL開始から終了までの時間

SQL開始から終了までの時間を表示する。

SQL実行時間の合計

SQL実行時間の合計を表示する。

詳細情報一覧

SQLのオペレーション毎の情報を表示する。

UAP統計

このボタンを押すと、詳細情報(UAP統計)ウィンドウを開く。

HSIC-APを使用している場合は使用できない。当該ボタンは常に非活性となる。

Excelで開く

このボタンを押すと、表示中の業務を含む、ルートアプリケーション情報に紐付く全体情報をExcelで開く。

表5‒9 詳細情報の内容

項目名

内容

HSIC-AP使用有無による表示

未使用

使用

開始日時

SQL開始日時(単位:マイクロ秒)

終了日時

SQL終了日時(単位:マイクロ秒)

SQLが実行中の場合は、開始日時から閾値超え、またはSQLエラーを検出した日時を表示します(※)。

本番システムでJ2EEサーバ(HiRDBクライアント)とHiRDBサーバのコネクションが切断された場合は、システム分析支援がコネクション切断を検知(RST,FINをキャプチャなど)した日時です。

注※

SQLが実行中の状態でSQLの応答を受信前に以下のどれかが発生した場合は、開始日時から閾値超え、またはSQLエラーを検出した日時のままとなる。

  • システム分析支援アキュムレータが終了

  • システム分析支援でパケットロスト

  • HTTPリクエストの応答を受信後3秒が経過

実行時間

SQL開始から終了までにかかった時間(単位:マイクロ秒)

オペレーション

コード

SQLのオペレーションコード

SQLコード

サーバで設定されたSQLコード

SQLが終了していない場合は「-」を表示します。

SQLコードが確認できない場合(※)は、「unknown」を表示します。

注※

SQL実行中にDBクライアントとDBサーバのコネクションが切断された場合など

FETCH文での検索行数

1回のFETCH文での検索行数(FETCH以外は「-」を表示)

×

エラーメッセージ

サーバで設定されたエラーメッセージ(メッセージが無い場合は「-」を表示)

×

ロールバックフラグ

暗黙的にトランザクションが取り消されたかどうかのフラグ

Y」:暗黙的にトランザクションが取り消された

-」:暗黙的にトランザクションが取り消されていない

×

HTTPリクエスト

候補数

SQL実行時に実行していたHTTPリクエストの数

×

(凡例)

○:表示する

×:表示しない