4.2.10 esipcsockcls(コネクション切断)
目的
システム分析支援アキュムレータとのコネクションを切断する。
形式
esipcsockcls [-g テスト識別子] { [-i 自IPアドレス] [-m 自ポート番号] [-t 相手IPアドレス] [-o 相手ポート番号] | -a} [-p { all | htp | hir | cos | tns }]
機能
システム分析支援アダプタが使用しているシステム分析支援アキュムレータとのコネクションを切断します。
切断対象のコネクションが送信中の場合は、送信完了後にコネクションを切断します。
切断するコネクションは、esipclscnコマンドで確認してください。
また、コネクション切断が成功したか否かもesipclscnコマンドで確認してください。
本コマンドはスーパユーザで実行できます。
オプション
-
-g テスト識別子 〈1~31文字の識別子〉《HSIC00》
テスト識別子としてアダプタ識別子を指定します。
アダプタ識別子は実行中のシステム分析支援アダプタ識別子を指定してください。
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-i 自IPアドレス 〈7~15文字の数字〉
自IPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
xxxは、0~255(10進数)で指定します。ただし、0.0.0.0の指定はできません。
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-m 自ポート番号 〈1~65535〉
自ポート番号を指定します。
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-t 相手IPアドレス 〈7~15文字の数字〉
相手IPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
xxxは、0~255(10進数)で指定します。ただし、0.0.0.0の指定はできません。
-
-o 相手ポート番号 〈1~65535〉
相手ポート番号を指定します。
-
-a
-pオプションで指定したシステム分析支援アキュムレータとのコネクション種別のコネクションをすべて切断します。
本オプションを指定した場合は、-iオプション、-mオプション,-tオプション,-oオプションの指定は無視します。
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-p {all | htp | hir | cos | tns} 《all》
指定されたシステム分析支援アキュムレータとのコネクション種別のコネクションを切断します。
all:全てのコネクションを切断
htp:システム分析支援アキュムレータとのHTTPコネクションを切断
hir:システム分析支援アキュムレータとのHiRDBコネクションを切断
cos:システム分析支援アキュムレータとのCosminexusコネクションを切断
tns:システム分析支援アキュムレータとのOracle Databaseコネクションを切断
-iオプション、-mオプション、-tオプション、-oオプションのすべてを省略した場合は、コネクションの切断は行いません。
すべてのコネクションを切断したい場合は、-aオプションを指定してください。
-iオプションのみを指定した場合(他オプションも同様)は、指定した値が一致するコネクションはすべて切断します。
出力形式
テスト識別子としてアダプタ識別子が表示されます。
日本語の場合
KFSE93306-I コネクション切断を受け付けました。テスト識別子=aa…aa,プロトコル 種別=bb…bb,自IPアドレス=cc…cc,自ポート番号=dd…dd,相手IPアドレス番号= ee…ee,相手ポート番号=ff…ff
英語の場合
KFSE93306-I The connection close has been accepted. test ID = aa…aa, protocol type = bbb, my IP address = cc…cc, my port number = dd…dd, target IP address = ee…ee, target port number = ff…ff
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aa…aa
コネクションを切断するアダプタ識別子。
-
bbb
システム分析支援アキュムレータとのコネクション種別
all:すべてのプロトコル
htp:システム分析支援アダプタ(HTTP)
hir:システム分析支援アダプタ(HiRDB)
cos:システム分析支援アダプタ(Cosminexus)
tns:システム分析支援アダプタ(Oracle Database)
-
cc…cc
自IPアドレス。
-iオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
dd…dd
自ポート番号。
-mオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
ee…ee
相手IPアドレス。
-tオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
ff…ff
相手ポート番号。
-oオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
注意事項
コネクション接続先のマシンがダウンした場合など、作成時刻(*1)がマシンダウンした時刻よりも前だった場合に、本コマンドを使用してコネクション切断を行なってください。
(*1):コネクション確立時刻は、esipclscnコマンドで確認する。