4.8 不要になった業務実態情報を削除する
業務実態情報を蓄積し続けると、業務実態情報の格納領域が枯渇します。定期的に業務実態情報格納領域を初期化または再編成して、古い業務実態情報を削除します。
背景
システム分析支援アキュムレータのセットアップ時に業務実態情報の格納領域が作成されて、システム分析支援アキュムレータの起動中に業務実態情報が格納領域に蓄積されます。業務実態情報を蓄積し続けると業務実態情報の格納領域が枯渇するため、定期的に古い業務実態情報を削除する必要があります。
次のどちらかの方法で、業務実態情報を削除してください。
- 業務実態情報格納領域を初期化する
-
システム分析支援アキュムレータの起動時に、存在する業務実態情報をすべて削除して、業務実態情報格納領域を初期化します。業務実態情報のバックアップは取得しません。
この場合、業務実態情報がすべて削除されるため、システム分析支援アキュムレータの起動時に、前回までの業務実態情報は引き継がれません。
- 業務実態情報格納領域を再編成する
-
システム分析支援アキュムレータの終了時に、存在する業務実態情報のうち、業務実態情報の保持日数よりも古い業務実態情報を削除して、業務実態情報格納領域を再編成します。
この場合、システム分析支援アキュムレータの起動時に、前回までの業務実態情報が引き継がれます。
なお、業務実態情報格納領域を再編成する場合、一時的に業務実態情報格納領域を閉塞します。このため、この処理中にシステム分析支援ビューアが業務実態情報にアクセスするとエラーになることがあります。
操作手順
-
業務実態情報格納領域を初期化する場合は、esibstartコマンドで-cオプションを指定して、システム分析支援アキュムレータを起動します。
システム分析支援アキュムレータの運用ディレクトリー/bin/esibstart -c
-
業務実態情報格納領域を再編成する場合は、esibstopコマンドで-mオプションを指定して、システム分析支援アキュムレータを終了します。
システム分析支援アキュムレータの運用ディレクトリー/bin/esibstop -m 業務実態情報の保持日数
-mオプションには、業務実態情報を保持したい日数を指定します。例えば、-m 3と指定した場合には、コマンド実行日を含めた3日間分の業務実態情報が保持され、それよりも古い(4日以前)業務実態情報が削除されます。