5.2.1 蓄積ファイルの構成
蓄積ファイル種別と命名規則
システムテスト支援では、以下に示す蓄積ファイルを使用します。
ファイル種別 |
ファイル名 |
---|---|
本番用の要求電文蓄積ファイル |
“テスト識別子”+“req”+nnnnn(※1) |
本番用の応答電文蓄積ファイル |
“テスト識別子”+“rpy”+nnnnn(※1) |
テスト用の要求電文蓄積ファイル |
“テスト識別子”+“reqts”+nnnnn(※1) |
テスト用の応答電文蓄積ファイル |
“テスト識別子”+“rpyts”+nnnnn(※1) |
(※1)nnnnn:00001〜10000
蓄積ファイル格納ディレクトリ
蓄積ファイル関連定義accumulate_fileコマンド-fオプションのdirpath指定を省略し、蓄積ファイル格納ディレクトリを指定しない場合は以下に示すディレクトリに作成されます。
ファイル種別 |
ディレクトリ |
---|---|
本番用の要求電文蓄積ファイル |
/opt/HSIC/job/テスト識別子/afile/req/ |
本番用の応答電文蓄積ファイル |
/opt/HSIC/job/テスト識別子/afile/rpy/ |
テスト用の要求電文蓄積ファイル |
/opt/HSIC/job/テスト識別子/afile/reqts/ |
テスト用の応答電文蓄積ファイル |
/opt/HSIC/job/テスト識別子/afile/rpyts/ |
また、蓄積ファイルを任意のディレクトリに格納することもできます。
任意のディレクトリに格納したい場合は蓄積ファイル関連定義accumulate_fileコマンド-fオプションのdirpathにて格納するディレクトリを指定してください。
なお、dirpathに指定したディレクトリは事前に作成しておいてください。
ディスク分割
外部システム、既存システム、テスト対象システムから発生する単位時間当たりの電文量が非常に多く、蓄積ファイルへの出力が追いつかないと想定される場合は、蓄積ファイルの格納ディレクトリに任意の格納ディレクトリを指定し、各蓄積ファイルを異なるディスクに配置する必要があります。
ディスク分割は電文種別毎に行ってください。システムテスト支援が蓄積実行のみ、並行実行のみ、またはリプレイ実行しているときはディスクを2分割、蓄積実行と並行実行を同時にしているときはディスクを4分割することを推奨します。
蓄積実行のみ実行しディスクを2分割する例、および蓄積実行と並行実行を同時に実行しディスクを4分割する例を次の図に示します。