3.11.4 クライアントの増幅に関する定義(rpc_definition)
形式
[rpc_definition [-t "[execution_count=RPC電文の実行数] [execution_delay_time=クライアント増幅時の遅延時間] [testaddr_select={client | telegram }]"]]
機能
RPC電文に関する定義です。
指定数
0〜1
オプション:-t
- execution_count
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉(1〜20000)《1》
- 説明
-
本番環境のRPC電文の実行数(増幅回数)を指定します。
2以上を指定した場合、キャプチャしたRPC電文を複製し、別クライアントのRPC電文として処理します。
- 前提条件
-
本フラグメンバに1以外を指定している場合、framework_definition定義を指定すると構文エラーとなります。
本フラグメンバに1以外を指定している場合、uoc_func_rpc定義の-tオプションを指定すると構文エラーとなります。
- 指定値の目安
-
複数クライアントから同時に電文を送信するテストを実施したい場合に、2以上の値を指定してください。
- execution_delay_time
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉(0〜3600000)《0》(単位:ミリ秒)
- 説明
-
クライアント増幅による送信開始を遅延させる時間を設定します。
- 前提条件
-
execution_countフラグメンバに1以外を指定していること。
- 指定値の目安
-
複数クライアントから一定の時間差で電文を送信するテストを実施したい場合に使用します。
- testaddr_select
-
- 設定値と省略値
-
client|telegram 《client》
- 説明
-
RPC要求電文送信先の選択方法を指定します。
client:クライアント単位にテスト対象システムを選択
telegram:RPC要求電文を送信するたびにテスト対象システムを選択
このフラグメンバにclientを指定した場合は、クライアントの初回のRPC要求電文送信時にテスト対象システムを選択できます。同じクライアントに対する2回目以降のRPC要求電文送信時には、初回送信時に選択したテスト対象システムに送信されます。
- 前提条件
-
address_destination定義の-tオプションで、複数のテスト対象システムを指定していること。