Hitachi

Hitachi System Information Capture リファレンス 


3.11.2 RPC電文組立監視に関する定義(rpc_build_message_watchtime)

形式

[rpc_build_message_watchtime [-t "watchtime=組立監視時間"] ]

機能

RPC電文の組立処理の監視時間に関する定義です。

電文組立てに要する最大許容時間を指定します。

指定数

0〜1

オプション:-t

watchtime
設定値と省略値

〈符号なし整数〉(10〜100000) 《700》(単位:ミリ秒)

説明

電文組立処理が一定時間進まないデータについて、破棄を行う時間を設定します。

ネットワーク障害などにより組立に必要なデータが取得できなかった場合に、メモリ上の組立途中の電文が残留してしまわないように、指定された時間組立処理が行われなかった電文を破棄します。

ほかのオペランドとの関連

capture_definition -tオプションのretrans_watchtimeフラグメンバより小さな値を指定しないでください。小さな値を指定すると、再送パケットをキャプチャした時点で、メモリ上の組立途中の電文がすでに破棄されていることがあります。

利点

メモリリークの防止することができます。

指定値の目安

capture_definition -tオプションのretrans_watchtimeフラグメンバより大きな値を指定してください。

注意事項

小さすぎる値を設定すると、正常に組立が行われている電文についても破棄してしまうおそれがあります。必要がない場合は、この定義を変更しないようにしてください。