2.3.3 TCP電文の送信(コネクションの確立・解放)
システムテスト支援ではTCPパケットを送信時、テスト対象システムとコネクションを確立後、TCP電文を送信します。
クライアント型コネクション
address_destination定義-kオプションcnmodeフラグメンバに"client"を指定すると、TCPスルーはクライアント型コネクションとなります。クライアント型コネクションを指定した場合は、システム検証支援基盤からコネクションの確立を要求します。
- コネクション確立
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以下のタイミングでコネクションを確立します。
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パケット送信時
TCPパケット送信時にコネクションが未確立の場合、コネクション確立を行います。
コネクション確立に失敗した場合、当該パケット破棄し、システム検証支援基盤は続行します。
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- コネクション解放
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以下のタイミングでコネクションを解放します。
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システム検証支援基盤終了時
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外部システム/既存システム間のコネクション断検出時(※)
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パケットロスト時
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クライアントの無通信時間タイムアウト時
※:address_destinationの-k cnrlssyncにNを指定した場合は、テスト対象システムとのコネクションを解放しません。
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サーバ型コネクション
address_destination定義-kオプションcnmodeフラグメンバに"server"を指定すると、TCPスルーはサーバ型コネクションとなります。サーバ型コネクションを指定した場合は、テスト対象システムからのコネクション確立要求を待ち合わせます。
- コネクション確立
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サーバ型コネクションを指定した場合、システム検証支援基盤は起動時にテスト対象システムからのコネクション確立要求を待ちます。
サーバ型コネクションでは、address_destination定義の-hオプションで指定したポート番号に対して同時に確立可能なコネクション数は1つです。2つ目以降のコネクションはシステム検証支援基盤が解放します。
リプレイ実行およびPCAP実行の場合は、全サーバ型コネクションがテスト対象システムからのコネクションを確立後テストを開始します。
テスト開始前にシステム検証支援基盤を終了させたい場合は「esstop –f」を実行してください。
- コネクション解放
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コネクション解放契機は、クライアント型コネクションの「コネクション解放」を参照してください。
コネクションを解放した場合もしくはテスト対象システムから解放された場合、そのまま次のコネクションの確立要求を待ちます。