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Hitachi System Information Capture リファレンス 


1.5.13 テスト対象システムの選択

負荷分散構成などで複数のテスト対象システムを指定(address_destination定義の-tオプションを複数指定、または1つの-tオプションのportnoフラグメンバで複数ポート番号を指定)した場合、framework_definition定義の-uオプションのtestaddr_selectフラグメンバ値に従い、要求電文の送信先のテスト対象システムを選択します。

なお、testaddr_selectフラグメンバに「telegram」を指定できるのはRPCプロトコルだけです。

RPC以外のプロトコルは、testaddr_selectフラグメンバの指定値に関係なく、「client」の動作となります。

テスト対象システムを選択してコネクションを確立するタイミングを、次に示します。

クライアント識別子単位にテスト対象システムを選択(testaddr_selectフラグメンバ値が「client(デフォルト)」)

クライアント識別子単位にテスト対象システムを選択します。

クライアント識別子の初回の要求電文送信時にテスト対象システムをラウンドロビンで選択してコネクションを確立します。

コネクション確立以降は、当該クライアント識別子は、同じテスト対象システムへ要求電文を送信します。

テスト対象システム(サーバ)が3つある場合の選択例を次に示します。

[図データ]

受信用コネクション使用時

受信用コネクションを指定している場合、テスト対象システムを選択して送受信用コネクションを確立したときに、同時に受信用コネクションを確立します。

テスト対象システム(サーバ)が3つある場合の選択例を次に示します。

[図データ]

要求電文を送信するたびにテスト対象システムを選択(testaddr_selectフラグメンバ値が「telegram」)

要求電文を送信するたびに、テスト対象システムをラウンドロビンで選択します。

なお、この方式の場合、HSICとテスト対象システム間のコネクション数が増加します。

テスト対象システム(サーバ)が3つある場合の選択例を次に示します。

[図データ]