1.1　システムテスト支援とは

Hitachi System Information Capture（システム検証支援）のシステムテスト支援機能の概要を説明します。

システムテスト支援は本番環境の外部システム、既存システム間の電文（パケット）をネットワークスイッチからミラーポートを経由して取得（キャプチャ）し、プロトコル電文に組み立てテスト対象システムへ送信します。

また、取得した電文情報をファイルに蓄積（蓄積ファイル）することもできます。

蓄積ファイルに蓄積した情報は、システムテスト支援の入力情報として読み込みテスト対象システムへ送信することもできます。

ミラーポート経由で取得する情報は、要求電文のみではなく、応答電文情報も取得します。

取得した応答電文は、テスト対象システムからの応答電文と比較し、結果情報（エラー情報）をファイルに蓄積し、テスト実施後、結果を確認することができます。

システムテスト支援は本番環境の電文を使用して、テスト対象システムのテストを行います。

本番環境の電文を使うことで信頼性の高いテストが容易に行うことができます。

図1‒1　システムテスト支援の機能概要