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Hitachi System Information Capture 基本ガイド


2.5.2 環境変数を設定する

システム検証支援基盤のコマンドを実行する前に、Linuxの場合はPATH環境変数、LANG環境変数、LD_LIBRARY_PATH環境変数を、Windowsの場合はPATH環境変数およびHSIC_LANG環境変数を設定することを推奨します。環境変数にコマンドのパスを指定しておくと、コマンド実行時に毎回コマンドのパスを指定する必要がありません。また、システム検証支援基盤のメッセージを、日本語で出力するか英語で出力するかについても、環境変数で指定します。

前提条件

操作手順

  1. PATH環境変数にシステム検証支援基盤のインストールディレクトリー/binを指定します。

    コマンド名を指定して実行するだけで、システム検証支援基盤のコマンドを実行できるようになります。

  2. Linuxの場合は、LD_LIBRARY_PATH環境変数システム検証支援基盤のインストールディレクトリー/libを指定します。

  3. Linuxの場合は、LANG環境変数に、次のどちらかの値を指定します。

    • C

      コマンド実行時に英語のメッセージが出力されます。

    • ja_JP.UTF-8

      コマンド実行時に日本語(UTF-8コード)のメッセージが出力されます。

    LANG環境変数の設定を省略した場合、および上記以外の値を指定した場合の結果は、Cを指定したときと同じです。

  4. Windowsの場合は、HSIC_LANG環境変数に、次のどちらかの値を指定します。

    • C

      コマンド実行時に英語のメッセージが出力されます。

    • ja_JP.SJIS

      コマンド実行時に日本語(SJISコード)のメッセージが出力されます。

    HSIC_LANG環境変数の設定を省略した場合、および上記以外の値を指定した場合の結果は、Cを指定したときと同じです。

  5. シェルのログインスクリプトにPATH環境変数、LD_LIBRARY_PATH環境変数、またはLANG環境変数を指定している場合は、ログインスクリプトの指定値を変更します。

    手順1.~手順3.で指定した値と同じ値を、ログインスクリプトにも指定してください。