8.4.1 テストプロジェクトを作成する
テストプロジェクトファイルを作成します。
作業の前に確認すること
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コンパイラオプション,リンクするファイル,実行時環境変数など,単体テストするときに必要なものを確認する。
作業の手順
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単体テストをしたいCOBOLソースファイルを用意します。
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テストプロジェクトファイルを配置したいフォルダとテストプロジェクトファイルのファイル名を決めます。
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Windowsのコマンドプロンプトを起動します。
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次に示すcblutsコマンドで,テストプロジェクトを作成します。
cbluts -TestProject -Create -Source COBOLソースファイルのパス 〔-InputPath プロジェクト情報ファイルのパス〕 -Project 実行対象テストプロジェクトファイルパス
コンパイラオプションなどを付加したい場合は,付加する内容が記載されたプロジェクト情報ファイルを指定してください。プロジェクト情報ファイルの各項目については,「8.4.3 プロジェクト情報を設定する」を参照してください。
ただし,ここで指定するプロジェクト情報ファイルの次の要素は,プロジェクト情報の設定時と動作が異なります。
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<COBOLSourceFile>要素
指定していても無視されます。また,この要素を空要素とすることもできます。
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<EnableTestCaseSetting>要素
ONを指定すると,警告が出力され,OFFが仮定されます。
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<TestCaseSettings>要素
<EnableTestCaseSetting>の値にOFFが仮定されるため,指定されている内容が無視されます。
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注意
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最外プログラムが複数存在する場合,定義順で最も上のプログラムがテスト対象プログラムとなります。
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プロジェクト情報ファイルを指定しなかった場合,テスト対象プログラムの種類は「副プログラム」で作成されます。
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プロジェクト名,テストプロジェクト作業フォルダは,次の規則で決まります。
- プロジェクト名:
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指定したテストプロジェクトファイルのファイル名(拡張子は含まない)
- テストプロジェクト作業フォルダ:
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指定したテストプロジェクトファイルを含むフォルダ
- (例)
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-Projectオプションにc:¥work¥sample.utsprojを指定した場合,次のようになります。
プロジェクト名:sample
テストプロジェクト作業フォルダ:c:¥work
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テストプロジェクトファイルを出力するフォルダがない場合は,自動で作成されます。
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ファイル名が「-」(ハイフン)で始まるテストプロジェクトファイルを-Projectオプションの引数に指定しないでください。指定した場合はエラーになります。エラーになった場合,テストプロジェクトファイルのファイル名を「-」(ハイフン)で始まらない名前に変更してください。
関連項目