4.2.1 開発マネージャからテストプロジェクトを作成する
開発マネージャのツリービューウィンドウで表示したCOBOLソースファイルを選択して,単体テスト支援のテストプロジェクトを作成する手順です。
作業の手順
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開発マネージャで,単体テストを実行するプロジェクトマスタを開きます。
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開発マネージャのツリービューウィンドウから単体テストを実行するCOBOLソースファイルを選び,次のどちらかの手順で[単体テスト支援]を選択します。
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開発マネージャの[ツール]−[単体テスト支援]−[単体テスト支援]を選択
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COBOLソースファイルを右クリックし[単体テスト支援]を選択
[ファイルの登録]ダイアログが表示されます。
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[ファイルの登録]ダイアログで,単体テストプロジェクトファイルの保存場所と名前を指定します。
デフォルトでは,保存場所にはCOBOLソースファイル名が格納されているフォルダが,名前にはCOBOLソースファイル名が仮定されます。
1つのCOBOLソースファイルに対して,複数のテストプロジェクトファイルを設定できます。COBOLソースファイルに対してテストプロジェクトファイルがすでに登録されている場合は,既存のテストプロジェクトファイルを開くか,新規作成するのかを選択するダイアログが表示されます。
すでに登録されているテストプロジェクトファイルを選択すると,選択したテストプロジェクトが開きます。新規作成を選択すると,新規でテストプロジェクトファイルが作成されます。このとき,ファイルダイアログのファイル名の初期値は,COBOLソースファイル名の後ろに数字[1][2]が付いたファイル名です。sample_main.cblに対して2つ,sample_sub.cblに対して3つのテストプロジェクトファイルを追加した例を次に示します。
テストプロジェクトファイルを指定するときは,ほかのテストプロジェクトファイルが存在しないフォルダのファイルを指定してください。すでにあるテストプロジェクトファイルは指定できません。
指定したフォルダにほかのテストプロジェクトファイルが存在する場合,またはすでにあるテストプロジェクトファイルを指定した場合は,エラーになります。この場合,COBOLソースファイルの選択からやり直してください。
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[ファイルの登録]ダイアログの[開く]ボタンをクリックします。
COBOLソースファイル内に複数のプログラム名が定義されているときは,テスト対象プログラムを指定するダイアログが表示されます。
単体テスト支援が起動されます。
開発マネージャのツリービューウィンドウには,単体テスト支援プロジェクトファイルのノードが追加され,テストプロジェクトファイルはその下に追加されます。
注意
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開発マネージャから起動して新しいテストプロジェクトを作成する場合,テストプロジェクトの作業フォルダは,開発マネージャのプロジェクトフォルダの下を指定することをお勧めします。開発マネージャのプロジェクトフォルダをコピーまたは移動するときに,同時にテストプロジェクトのコピーまたは移動ができます。
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開発マネージャからCOBOLソースファイルを指定して単体テスト支援を起動すると,新しくテストプロジェクトが作成され,単体テスト支援のメインウィンドウが表示されます。新しいテストプロジェクトは,開発マネージャの「プロジェクトの設定」と「ファイルの設定」で指定したコンパイラオプション,コンパイラ環境変数およびテスト対象プログラムの種類を引き継ぎます。これらの設定は,単体テスト支援の[プロパティページ]で変更できます。
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開発マネージャから起動して新しいテストプロジェクトを作成する場合は,開発マネージャで設定しているコンパイラオプションとコンパイラ環境変数を引き継いで,テストプロジェクトを生成します。このため,「新しいテストプロジェクトを作る」ダイアログは表示されません。
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開発マネージャに登録したテストプロジェクトは,開発マネージャのツリービューウィンドウで削除できますが,テストプロジェクトファイルなど,テストプロジェクトを構成するファイルとそのフォルダは削除されません。テストプロジェクトが不要なときは,Windowsのエクスプローラーからフォルダとファイルを削除してください。なお,開発マネージャのツリービューウィンドウからテストプロジェクトを削除しても,テストプロジェクトを構成するファイルとそのフォルダは削除されないため,単体テスト支援からテストプロジェクトを開けます。
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テストプロジェクトの作成後に開発マネージャの[プロジェクト設定]ダイアログの設定を変更しても,単体テスト支援のテストプロジェクトには反映されません。単体テスト支援の[プロパティページ]で,設定を変更してください。
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開発マネージャから起動してテストプロジェクトを作成したあとで,単体テスト支援の[プロパティページ]を変更しても,開発マネージャのプロジェクトには反映されません。単体テスト支援の[プロパティページ]のコンパイラオプション・コンパイラ環境変数を変更した場合は,開発マネージャの[プロジェクト設定]ダイアログの設定を変更してください。
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開発マネージャから起動してテストプロジェクトを作成したあとで,開発マネージャのプロジェクトファイルのコピーや移動で,COBOLソースファイルのパスを変更した場合,単体テスト支援の[プロパティページ]でCOBOLソースファイルのパスを変更してください。上記以外で,開発マネージャから起動してテストプロジェクトを作成したあとで,単体テスト支援の[プロパティページ]でCOBOLソースファイルのパスを変更しても,開発マネージャのプロジェクトには反映されません。
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既存のテストプロジェクトは,開発マネージャに直接登録できません。登録する手順を次に示します。
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開発マネージャを起動して,COBOLソースファイルを指定して,空のフォルダに既存のテストプロジェクトファイルと同じ名前のテストプロジェクトファイルを新しく作成します。
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Windowsのエクスプローラーで,手順1.で作成したテストプロジェクトのフォルダに既存のテストプロジェクトフォルダのファイルを上書きでコピーします。
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単体テスト支援の環境変数は,開発マネージャ上で設定しないでください。
単体テスト支援の環境変数については,「付録D 単体テスト支援の環境変数」を参照してください。
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次の個所で設定した環境変数の合計値が65,535バイトを超えると,新しくテストプロジェクトを作るときに論理エラーになります。回避するには,不要な環境変数を削除してください。
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[コンパイラ環境変数]テキストボックス
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開発マネージャで設定したコンパイラ環境変数(開発マネージャから起動した場合)
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システムに設定した環境変数
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テストプロジェクト名に「-」(ハイフン)で始まる名前を指定しないでください。指定した場合,テスト実行時にエラーになります。エラーになった場合,テストプロジェクトを閉じ,テストプロジェクトファイルのファイル名を「-」(ハイフン)で始まらない名前に変更してからテストプロジェクトを開き直してください。
関連項目
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