10.4 [調査対象選択]ダイアログ
調査する対象のデータ項目を指定するダイアログです。
手順1. データ項目の検索
検索の種別,データ項目名,プログラム名,ファイル名の横にある[!]をクリックすると,ツールチップで説明が表示されます。
- 検索の種別
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どのデータ項目を検索するかを選択します。
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ソースプログラム内で使用されているデータ項目を検索する
ソースファイル内で定義されているデータ項目名や,登録集原文ファイルから取り込まれて定義されているデータ項目名を対象に検索します。
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登録集原文で記述されているデータ項目を検索する
登録集原文ファイルで定義されているデータ項目名を対象に検索します。
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- データ項目名
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検索するデータ項目名を指定します。データ項目名は複数指定できません。
共通の規則:
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データ項目名の大文字と小文字は区別しません。ただし,「データ項目名の大文字と小文字を区別する」チェックボックスで変更できます。
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データ項目名の全角文字と半角文字を区別しません。ただし,-EquivRuleコンパイラオプションを指定して解析されたCOBOLソースファイル中の全角英数字文字,全角のハイフンまたは全角のアンダスコアを含む名前は,全角と半角が一致していないと検索にヒットしません。
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ワイルドカードは,「*」「?」だけを使用できます。
「*」:0個以上の文字にヒットします。
「?」:任意の1文字にヒットします。
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空白文字の繰り返しは,空白文字1個と見なされます。
「ソースプログラム内で使用されているデータ項目を検索する」を指定した場合の規則:
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検索対象のデータ項目名は,OF修飾を付けても付けなくても検索されます。
(例)
01 X.
02 A1 PIC S9(9).
で「A1」は,「A1 of X」または「A1」で検索できます。
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修飾子のOFは,英大文字と英小文字,および全角文字と半角文字は区別しません。
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COBOLソースプログラムの手続き部で名前が明示的に使用されていないデータ項目名は,検索の対象になりません。
「登録集原文で記述されているデータ項目を検索する」を指定した場合の規則:
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検索対象は,OF修飾なしのデータ項目名です。
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01または77レベルの基本項目の場合,取り込んでいるソースプログラムの手続き部で名前が使用されていないデータ項目は検索の対象になりません。また,01レベルの集団項目またはその従属項目の場合は,取り込んでいるCOBOLソースプログラムの手続き部で,01レベルの集団項目が明示的にも暗黙的にも参照されていない(どの従属項目の参照もない)場合は検索の対象になりません。
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- データ項目名の英大文字と英小文字を区別する
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オフの場合
データ項目名の英大文字と英小文字を区別しません。
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オンの場合
データ項目名の英大文字と英小文字を区別します。
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- プログラム名
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検索対象のプログラム名を指定します。プログラム名を指定すると,そのプログラムに属するデータ項目だけを検索します。複数のプログラム名は指定できません。
規則:
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英大文字と英小文字,および全角文字と半角文字を区別します。
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ワイルドカードは,「*」「?」だけを使用できます。
「*」:0個以上の文字にヒットします。
「?」:任意の1文字にヒットします。
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入力を省略すると,ワイルドカード「*」が仮定されます。
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部分一致では検索しません(例:「A」で検索しても「MAIN」はヒットしません)。
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検索の種別に「登録集原文で記述されているデータ項目を検索する」を指定した場合は,プログラム名の指定は無視されます。
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- ファイル名
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検索対象のCOBOLソースファイル名を指定します。COBOLソースファイル名を指定すると,そのCOBOLソースファイルに属するデータ項目だけを検索します。複数のCOBOLソースファイル名は指定できません。
規則:
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英大文字と英小文字を区別しません。
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全角文字と半角文字は区別します。
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入力を省略した場合はワイルドカード「*」が仮定されます。
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検索対象になるファイル名は,指定した文字列にフォルダの区切り文字「¥」を含むかどうかで異なります。
「¥」を含む場合:絶対パス名の文字列
「¥」を含まない場合:パスなしファイル名の文字列
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ワイルドカードは,「*」「?」だけを使用できます。
「*」:0個以上の文字にヒットします。
「?」:任意の1文字にヒットします。
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部分一致では検索しません(例:「A」で検索しても「sample.cbl」はヒットしません)。
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手順2. 調査対象データ項目の選択
- 検索結果
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検索で一致したデータ項目の件数と,検索結果のデータ項目の一覧が表示されます。データ項目の表示形式は,検索の種別で異なります。
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「ソースプログラム内で使用されているデータ項目を検索する」の場合
「OF修飾付きのデータ項目名( ファイル名 / プログラム名 )」
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「登録集原文で記述されているデータ項目を検索する」の場合
「OF修飾なしのデータ項目名( ファイル名 , line 相対行番号 )」
表示するデータ項目の上限は100件です。100件を超えたときは,検索条件を変更して,再検索してください。
データ項目を調査対象にするときは,データ項目を選んで右矢印のアイコンをクリックするか,データ項目をダブルクリックしてください。
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- 調査対象データ項目
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調査対象データ項目の件数と,検索結果から調査対象として選択したデータ項目の一覧が表示されます。データ項目の表示形式は,「OF修飾付きのデータ項目名( ファイル名 / プログラム名 )」です。
検索結果のデータ項目が登録集原文で定義されたデータ項目の場合は,登録集原文を利用するCOPY文ごとにデータ項目名が表示されます。また,COPY文のREPLACING指定で置き換えられたデータ項目名が表示されます。
表示する調査対象データ項目の上限は100件です。100件を超えたときは,検索結果から選択し直してください。
手順3. 調査対象データ項目の解析
解析の方法を指定します。
- 影響波及元
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調査対象データ項目に向けて影響波及するデータを解析します。
- 影響波及先
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調査対象データ項目から始まり影響波及するデータを解析します。
- 未使用の別名の抽出
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オフの場合
影響波及データ一覧をCSVファイルに出力する際に,[影響波及元関連図]画面と[影響波及先関連図]画面に表示されているデータ項目だけを出力します。
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オンの場合
影響波及データ一覧をCSVファイルに出力する際に,[影響波及元関連図]画面と[影響波及先関連図]画面に表示されているデータ項目に加えて,その別名(未使用の影響波及データ項目)を出力します。
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- 波及レベル
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解析対象とするプログラムを絞り込む場合に,調査対象のデータ項目が定義されたプログラムを起点に影響波及するレベルを0〜150の範囲で指定します。
波及レベルの指定がないとき,解析対象とするプログラムは絞り込まれません。
0を指定すると,調査対象データ項目が定義されたプログラムだけが解析対象となります。
- 注意事項
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登録集原文ファイルのデータ項目の検索では,それを使って宣言されているCOBOLソースファイルのデータ項目情報を検索します。同じ登録集原文ファイルを複数のソースファイルで取り込んでいる場合,取り込んでいるソースファイルの数だけ情報が存在します。そのため,1つの登録集原文ファイルのデータ項目の検索でも,取り込んでいるソースファイルの数が多いと,検索に時間が掛かることがあります。登録集原文ファイルにワイルドカードを使用した検索に時間が掛かる場合は,検索をキャンセルし,ワイルドカードを使わないで単一の登録集原文ファイルを指定して検索してください。
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指標名は修飾子なしで検索してください。
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登録集原文ファイルの検索結果から調査対象データ項目を選択する場合,どのソースプログラムの手続き部でも名前が明示的に使用されていないデータ項目は[調査対象データ項目]には表示されません。ただし,集団項目の場合は,従属項目が明示的に使用されていれば,明示的に使用されているものとして扱います。
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調査対象データ項目の影響が多岐に及ぶ場合,メモリ不足が発生することがあります。この場合,メッセージボックスに表示されるエラーメッセージに従って問題を回避してください。
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調査対象データ項目を1つだけ選択して解析した場合と複数選択して解析した場合では,データノードのツリーに表示される影響波及データ項目は異なることがあります。
より厳密に影響波及調査を行いたい場合は,調査対象データ項目を1つだけ選択して解析してください。
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