12.4 調査対象データ項目の別名の扱い
調査対象データ項目の選択後に影響2項関係を追加設定する説明です。
別名を持つデータ項目が調査対象データ項目として選択された場合,影響範囲解析の結果は次のように表示されます。
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影響波及元:別名のうち,明示的影響2項関係の「影響を受ける作用対象」である別名を調査対象データ項目の影響波及元データ項目として表示する
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影響波及先:別名のうち,明示的影響2項関係の「影響を与える作用対象」である別名を調査対象データ項目の影響波及先データ項目として表示する
- 被再定義項目,再定義項目,被再命名項目,または再命名項目が調査対象データ項目として選択された場合
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調査対象データ項目と,別名の中で解析方向と同じ方向の明示的2項関係を持つデータ項目との間で,相互影響の暗黙的影響2項関係を追加設定します。調査対象データ項目の別名に対する影響2項関係の追加設定を次に示します。
- 集団項目が調査対象データ項目として選択された場合
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調査対象データ項目と,解析方向と同じ方向の明示的影響2項関係を持つすべての従属項目との間で,相互影響の暗黙的影響2項関係を追加設定します。集団項目が調査対象データ項目として選択された場合の影響2項関係の追加設定を次に示します。
- 従属項目が調査対象データ項目として選択された場合
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調査対象データ項目と,調査対象データ項目を従属項目に持つすべての集団項目の中で解析方向と同じ方向の明示的影響2項関係を持つ集団項目との間で,相互影響の暗黙的影響2項関係を追加設定します。従属項目が調査対象データ項目として選択された場合の影響2項関係の追加設定を次に示します。
- 外部データ項目,ADDRESSED句指定の項目,またはアドレス名にアドレスが格納されたデータ項目が調査対象データ項目として選択された場合
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調査対象データ項目かどうかに関係なく,解析方向と同じ方向の明示的影響2項関係を持つ別名に相互影響の影響2項関係を追加設定します。そのため,調査対象データ項目のための影響2項関係を追加設定する必要はありません。