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COBOL2002 Professional Tool Kit データ影響波及分析ガイド


6.2 影響波及データと影響波及コードを調査する

COBOLのデータ項目が影響波及する個所を調査する方法です。

作業の前に確認すること

作業の手順

  1. ウィンドウ上部の[調査対象データ項目一覧]画面を確認します。

    COBOLエディタまたは「解析の開始」で指定した,調査対象データ項目の一覧が表示されています。

    [図データ]

  2. ウィンドウ中央の[プログラム呼び出し関連図]画面で,調査対象外のプログラムノードがわかったときは,調査対象を絞り込んで除外します。

    解析結果を絞り込む手順は,「6.5 解析結果の表示を絞り込む」を参照してください。

  3. [影響個所]タブを選択します。

    [影響波及元関連図]画面,[影響波及先関連図]画面と[影響波及データ一覧]画面が表示されます。

    [図データ]

    • [影響波及元関連図]画面

      調査対象データ項目へ影響波及する影響波及データを調査するときに使用します。

    • [影響波及先関連図]画面

      調査対象データ項目から影響波及する影響波及データを調査するときに使用します。

  4. [影響波及元関連図]画面または[影響波及先関連図]画面でデータノードを選択します。

    [図データ]

    ウィンドウ下部の[影響波及データ一覧]画面には,該当する影響波及データの情報が表示されます。

    • 影響波及データ項目名

    • 影響(影響の種別)

    • 影響プログラム名

    • ファイル名

    • メモ

    • 絶対パス

    • 登録集原文

    • 登録集原文の行番号

  5. [影響波及データ一覧]画面から,調査したい影響波及データ項目の行を右クリックし,ポップアップメニューで[影響波及データ画面を表示]を選択します。

    [図データ]

    ウィンドウ右上の[影響波及データ画面]に,影響波及データのデータ記述項のソーステキストが表示されます。

  6. 表示されたソーステキストを見て,影響波及データ項目の定義を確認します。

  7. [影響波及コード一覧]タブを選択します。

    影響波及コードの一覧が表示され,[影響波及元関連図]画面または[影響波及先関連図]画面で選択したデータノードに該当するデータ項目が参照される影響波及コードの,次に示す情報が表示されます。

    • ファイル名

    • 影響プログラム名

    • 行番号

    • 影響(影響の種別)

    • 影響波及コード

    • メモ

    • 絶対パス名

    • 登録集原文

    [影響波及元関連図]画面のデータノードを選択すると,該当するデータ項目が値更新される影響波及コードに関する情報が表示されます。

    [影響波及先関連図]画面のデータノードを選択すると,該当するデータ項目が値参照される影響波及コードに関する情報が表示されます。

  8. 影響波及コードの一覧の行を右クリックし,ポップアップメニューで[影響波及コード画面を表示]を選択します。

    [図データ]

    [影響波及コード画面]に影響波及コードのソーステキストが表示されます。表示されたソーステキストを見て,影響波及データ項目の使われ方を確認します。

  9. [影響波及データ一覧]画面または[影響波及コード一覧]画面から新しい調査対象データ項目を選択して,その影響波及を調査します。ソーステキストからデータ項目名を右クリックして,ポップアップメニューから[新しいウィンドウ]を選択します。

    [図データ]

    データ影響波及分析の[調査環境の設定]画面でサブシステム名を選ぶと,指定されたデータ項目名を調査対象とする解析結果が表示されます。

    [図データ]

  10. 影響波及データごとの情報は影響波及データ一覧の[メモ]に,影響波及コードごとの情報は影響波及コード一覧の[メモ]に記入します。

    [図データ]

  11. 解析結果の確認作業の途中で影響波及調査ウィンドウを終了するときは,次に示すどちらかを選んで,調査状態保存ファイルに解析結果を保存します。

    • [ファイル]−[調査状態保存ファイル]−[上書き保存]メニュー

    • [ファイル]−[調査状態保存ファイル]−[名前を付けて保存]メニュー

    現在の状態を調査状態保存ファイルに保存して,次に影響波及調査ウィンドウを起動したときに利用できます。

関連項目