10.10.2 COBOLソース解析の環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)の不正なパラメータ値の扱い
環境定義ファイルのパラメータに不正な値が指定された場合の動作を説明します。
パラメータに不正な値が指定された場合,デフォルト値の仮定による実行の結果が致命的な問題を引き起こすおそれがあるときは,エラーメッセージを出力して終了します。そうでないときはデフォルト値を仮定して処理を続行します。
- ログの出力有無:LOGOUTPUTパラメータ
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「YES」,「NO」,「Y」または「N」のどれかが指定されていない場合,デフォルト値「YES」を仮定します。エラーメッセージは出力しません。
- ログの出力先フォルダ:LOGFOLDERパラメータ
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パス名が次のどちらかに該当する場合,メッセージを出力して終了します。メッセージの出力先は,開発マネージャの場合はメッセージウィンドウ,cblcsaコマンドの場合は標準エラー出力です。
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存在しないフォルダ名である。またはファイル名が指定されている。
解析ログ用メッセージ:KEDL2042A-E
操作ログ用メッセージ:KEDL2045A-E
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長さが上限(開発マネージャは238文字,cblcsaコマンドは190文字)を超えている。
解析ログ用メッセージ:KEDL2043A-E
操作ログ用メッセージ:KEDL2046A-E
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- ログの最大サイズ(MB):LOGMAXSIZEパラメータ
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0以下の値,または数値以外が指定された場合はデフォルト値を仮定します。512を超える値が指定された場合は「512」を仮定します。エラーメッセージは出力しません。
- 分布範囲指定:RANGE分布情報の範囲パラメータ
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次のどちらかに該当する場合は,メッセージ(KEDL2048A-E)を出力して終了します。メッセージの出力先は,開発マネージャの場合はメッセージウィンドウ,cblcsaコマンドの場合は標準エラー出力です。
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最小値と最大値に正の整数値以外が指定されている
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最大値に指定した値より最小値に指定した値の方が大きい
該当するものが複数あっても最初に検出した時点でエラーメッセージを出力して中断します。
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- プログラム呼出関係CSV:PROGRAMCALLCSVセクション
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範囲外の値,または数値以外が指定された場合はデフォルト値を仮定します。エラーメッセージは出力しません。