3.1 COBOL資産を棚卸する
UNIX環境などのプラットフォームで使用していたCOBOLソースファイルをWindows環境で使う場合,プログラムの保守書が整備されていないと,不要なCOBOLソースファイルが混在していないか,必要なソースファイルが不足していないかの調査に時間が掛かります。
COBOLソース解析を使用すると,COBOLソースファイル群と関係ないCOBOLソースファイルや,不足しているCOBOLソースファイルの一覧をソース解析情報として生成できます。
作業の手順
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開発マネージャで,解析用のプロジェクトを作成し,COBOLソースファイルを登録します。
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開発マネージャの[ツール]−[COBOLソース解析]−[ソース解析プロジェクトの使用開始]を選択します。
ソース解析プロジェクト名を設定するダイアログが表示されます。
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任意のプロジェクト名を設定します。
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開発マネージャの[ツール]−[COBOLソース解析]−[設定]を選択します。
[解析生成オプション設定]画面が表示されます。
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コンパイラオプション,解析結果の出力先フォルダなどを設定します。
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開発マネージャの[ツール]−[COBOLソース解析]−[解析の実行]を選択します。
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開発マネージャの[ツール]−[COBOLソース解析]−[解析結果(HTML)の表示]を選択します。
HTMLファイル形式の解析情報が表示されます。
- COBOLソースファイル群と関係ないCOBOLソースファイルの件数を知りたいとき
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[未使用]列の件数を確認します。主プログラムでないプログラムで,どのプログラムからも呼び出されていないプログラムを確認するときは,「デッドコード情報」の[デッドコード]行の[全数]列をクリックします。
- COBOLソースファイル群に不足しているCOBOLソースファイルを知りたいとき
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[未登録]列の件数をクリックします。[未登録のプログラム一覧]画面が表示されます。未登録プログラムとは,プログラムから呼び出されているが,COBOLソース解析の解析対象として登録されていないプログラムです。