eadbextrコマンド − 組み込みデータベースから移行データの退避

形式

eadbextr ｛-d 移行データの退避先フォルダ名｜-f  移行データのファイル名｝ 〔-p 移行データ退避情報ファイル名〕
　
eadbextr  -h

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コマンド引数

• -d 移行データの退避先フォルダ名

  組み込みデータベース内の移行データの退避先フォルダ名をローカルドライブの絶対パスで指定します。

• -f 移行データのファイル名

  組み込みデータベースの情報を格納する移行データのファイル名をローカルドライブの絶対パスで指定します。

  移行データは1つのファイルにまとまって出力されます。移行データが2GBを超える場合，ファイルの作成に失敗します。easetupコマンドで指定した組み込みデータベースのフォルダ下の容量が2GBを超えている場合は，-fオプションではなく，-dオプションを指定することをお勧めします。

• -p 移行データ退避情報ファイル名

  eadbextrコマンドの処理結果を格納する，移行データ退避情報ファイル名をローカルドライブの絶対パスで指定します。省略すると，次に示す形式で移行データ退避情報ファイルが格納されます。

  COBOL2002 Professional Tool Kitのインストール先フォルダ¥logs¥dbextr_yyyymmddhhmm.log

  yyyymmddhhmm：移行データを退避した西暦年，月，日，時刻を示します。

• -h

  コマンドのヘルプを表示するときに指定します。

  -hオプションは必ず単独で指定し，ほかのオプションと一緒に指定しないでください。

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戻り値

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注意

• 移行データの退避先フォルダ名，移行データのファイル名，および移行データ退避情報ファイル名には，ローカルドライブのパス名を指定してください。ネットワークドライブのパス名を指定すると，エラーになります。

• 移行データの退避先フォルダ名，移行データのファイル名，および移行データ退避情報ファイル名に，存在しないフォルダのパス名，または書き込みができないフォルダのパス名を指定すると，エラーになります。

• 指定した移行データの退避先フォルダ内にファイルやフォルダが存在する場合は，エラーになります。

• 指定した移行データのファイル名および移行データ退避情報ファイル名がすでにある場合は，上書きされます。このとき，上書きの確認メッセージは表示されません。

• 移行データの退避先フォルダ名は200文字以内で指定してください。200文字を超えると，エラーになります。

• 移行データの退避先フォルダ名にファイル名を指定した場合，または移行データのファイル名にフォルダ名を指定した場合，エラーになります。

• -dオプションと-fオプションを同時に指定した場合は，エラーになります。

• -dオプションで指定した移行データの退避先フォルダ下に出力されたファイルを削除，修正しないでください。別の場所に移動する場合はフォルダ単位で移動してください。

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実行例

移行データのファイル名：D:¥extr01.bak

移行データ退避情報ファイル名：D:¥bkuplog¥extrlog01.log

> eadbextr  -f D:\extr01.bak -p D:\bkuplog\extrlog01.log
 
組み込みデータベースの退避処理実行中です。
組み込みデータベースの退避処理が終了するまでに数分以上かかることがあります。
コマンドを実行している間は，Ctrl+Cキーなどで外部から停止しないでください。
 
組み込みデータベースの退避処理を完了しました。
> 

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