1.3 コンパイルエラー発生時の対処方法
ここでは,コンパイルエラー発生時の対処方法について説明します。
- 〈この節の構成〉
(1) Sレベルエラー
コンパイルリスト中の?が付いた個所とエラーメッセージの内容から,誤りを修正してください。
(2) Uレベルエラー
(a) メモリが不足していることを示すエラーメッセージが出力された場合,別のプログラムが動作している可能性があります。別のプログラムを停止するか,そのプログラムが終了するのを待って再コンパイルしてください。
(b) 起動できないことを示すエラーメッセージが出力された場合は,COBOL2002が提供している実行可能ファイルがない可能性があります。COBOL2002を再インストールしてください。
- (c) 論理エラーを示すエラーメッセージが出力された場合は,次の処置をとってください。
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ソースファイルに誤りが残っているときは,これを修正して再コンパイルします。
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1.を実施しても同じエラーメッセージが出力されるときは,コンパイラが適切にエラーチェックをするのが難しい文法誤りがある可能性がありますので,ソースファイルを見直してください。
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2.を実施しても同じエラーメッセージが再び出力されるときは,当社保守員に連絡してください。このとき,ソースファイル,登録集原文,およびコンパイルリストファイルが資料として必要になります。
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- (d) データ項目が多過ぎることを示すエラーメッセージが表示された場合は,次の処置をとってください。
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CSVファイルの入出力文は,CSVファイルで扱う基本項目数を減らす。
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CSVファイルの入出力文以外では,文の対象となっているデータ項目数を減らす。または,プログラムを分割する。
上記の処置を実施しても同じエラーメッセージが再び出力されるときは,当社保守員に連絡してください。
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