1.1 メッセージIDの形式(コンパイル時のメッセージ)
- コンパイル時のメッセージの場合
KCCCnnnnC-x メッセージテキスト
- 擬似主/副プログラム生成時のメッセージの場合
KCCCnnnnG-x [プログラム名/ファイル名:] メッセージテキスト
KCCC:プリフィクス
nnnn:メッセージ番号
C:コンパイル時のメッセージであることを示す。
G:擬似主/副プログラム生成時のメッセージであることを示す。
- x:メッセージレベル
-
- U:回復不能エラー
-
一般にコンパイルは中止されます。誤りの修正と再コンパイルが必要です。
- S:重大エラー
-
翻訳ができる場合にコンパイルは続行されますが,オブジェクトファイルは出力されません。誤りの修正と再コンパイルが必要です。
- W:警告エラー
-
大部分が実行可能ですが,実行に支障があるようなら,誤りの修正と再コンパイルが必要です。
- I:お知らせ
-
コンパイラが仮定した条件などの通知です。通知内容に問題がなければ,修正および再コンパイルは不要です。
なお,コンパイル時に-ErrSupオプションを指定すると,Iレベルメッセージ,またはWレベルメッセージの出力を抑止できます。詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」のコンパイラオプションの説明を参照してください。