7.1 実行方法
(1) XML対応COBOLプログラム実行時に必要な環境変数の設定
XML対応COBOLプログラムを実行する場合は,次に示す環境変数を設定しておく必要があります。
- (UNIXの場合)
-
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cblxmlコマンドの格納パスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/bin
-
共用ライブラリの格納パスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/lib
-
システム環境変数LD_LIBRARY_PATH(Linuxの場合)
共用ライブラリの格納パスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/lib:COBOL2002のインストールディレクトリ/lib/cblxml
-
XMLパーサが出力するメッセージのパスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/lib/cblxml/cat/%L/%N
- (指定例)
-
sh(Bシェル)の場合
NLSPATH=/opt/HILNGcbl2k/lib/cblxml/cat/%L/%N export NLSPATH
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メッセージの言語種別を設定します。次の値を指定してください。
AIXの場合
Ja_JP
ja_JP
Linuxの場合
ja_JP.UTF-8
文字コードについては,「付録G.2 文字コード」を参照してください。
- 注
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COBOL2002のインストールディレクトリは,OSによって異なります。
AIX(32),Linux(x86)の場合
/opt/HILNGcbl2k
AIX(64),Linux(x64)の場合
/opt/HILNGcbl2k64
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- (Windowsの場合)
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- (指定例)
set PATH=COBOL2002インストールフォルダ\bin
(2) 実行時に指定できる環境変数
実行時に指定できる環境変数を次に示します。
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小数点以下のけた落ちを判定します。詳細については「9.4 小数点以下のけた落ちを判定する機能」を参照してください。
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XMLドキュメントの入力時に,エンティティ参照回数を制限します。詳細については「付録E.8(2) エンティティ参照の参照回数を制限する」を参照してください。
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XMLドキュメントの入力時に,外部エンティティ参照を展開しないで解析するかどうかを指定します。詳細については「付録E.8(1) 外部エンティティ参照の展開を無効にする」を参照してください。
(3) XML対応COBOLプログラムの実行
XML対応COBOLプログラムは,通常のCOBOLプログラムと同様にコマンドラインから実行します。
- (例)
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実行可能ファイルwsampleを実行する例を次に示します。
- (UNIXの場合)
wsample
- (Windowsの場合)
wsample.exe