COBOL2002 XML連携機能ガイド


4.1.4 -bigendianbinオプション(Windows,Linuxの場合)

type属性値が"binary"のItem要素に対応するCOBOLデータ項目をビッグエンディアン形式として扱うオプションです。生成したXMLアクセス用データ定義を使用したプログラムで,コンパイル時に-BigEndian,Binコンパイラオプションを指定して,2進形式の数字項目をビッグエンディアン形式で扱いたい場合に指定します。

機能
  1. CBLXML-RD-Interface-BaseElementアクセスルーチンを利用してXMLドキュメントから入力する場合,対応するCOBOLデータ項目へビッグエンディアン形式で格納する。

  2. CBLXML-WR-Interface-BaseElementアクセスルーチンを利用してXMLドキュメントへ出力する場合,対応するCOBOLデータ項目をビッグエンディアン形式として扱う。

注意事項
  • このオプションを指定して生成したXMLアクセスルーチンおよびXMLアクセス用データ定義を使用するプログラムをコンパイルするとき,-BigEndian,Binコンパイラオプションと-Comp5コンパイラオプションを指定する必要があります。指定しない場合の動作は保証しません。

  • -BigEndian,Binコンパイラオプションを指定してコンパイルしたCOBOLプログラムでは,XMLサービスルーチンの引数で指定する数字項目の用途がCOMPの場合,ビッグエンディアン形式になるため,正常に動作しません。この場合は,引数となる数字項目(2進形式)をCOMP-5で定義してください。