COBOL2002 XML連携機能ガイド


3.6 XMLドキュメント書き込み時に設定する入出力データ情報項目

入出力データ情報項目の値を設定することで,XMLドキュメント出力時に要素の出力状態を設定できます。

入出力データ情報項目が示すDDLの各要素の出力状態を表 3-9に示します。

表3‒9 XMLドキュメント書き込み時の入出力データ情報項目の値

入出力データ情報項目

Array要素

Group要素

Item要素

AttrItem要素

アクセス情報フラグ

×

要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。

要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。

要素の出力状態や出力の有無を設定する。詳細については,表 3-10を参照すること。

データ長

×

×

出力する要素の値長を指定する。

出力する属性の値長を指定する。

繰り返し全要素数

無視する。

×

×

×

繰り返し入出力数

出力する繰り返し要素数を指定する。

×

×

×

(凡例)

×:値を設定できません。

注※

0またはsize属性で指定した値よりも大きい値を指定した場合は,size属性での最大値が出力されます。

type="numeric"を指定した場合は,データ長の指定は無視されます。

次に,アクセス情報フラグについて説明します。アクセス情報フラグを設定することで,DDLの各要素の出力状態をどのように設定できるかを表 3-10に示します。

表3‒10 XMLドキュメント書き込み時のアクセス情報フラグの値

アクセス情報フラグ

Array要素

Group要素

Item要素

AttrItem要素

B'00000〜0'

(CBLXML-FLAG-OK)

×

Group要素を出力する。

Item要素を出力する。

属性を出力する。

B'10000〜0'

(CBLXML-FLAG-MISSING)

×

省略できるGroup要素の場合,Group要素を出力しない。

省略できる要素の場合,要素を出力しない。

属性に#REQUIREDを指定していない場合,属性を出力しない。

B'01000〜0'

(CBLXML-FLAG-EMPTY)

×

無視する。

空要素を出力する。

例:<xyz/>

属性値が空の状態で出力する。

例:name=""

(凡例)

×:値を設定できません。

注※

countVar属性に"no"を指定したArray要素の直下に繰り返し要素をItem要素で対応づけた場合は,省略できない要素であっても出力されません。