COBOL2002 XML連携機能ガイド


2.1.1 DTDの有無とXMLドキュメントの種類

XMLドキュメントは,対応するDTDが定義されているかどうかによって,次の2種類に分類されます。

XML連携機能では,COBOLプログラムからアクセスしたいXMLドキュメントの構造を参照するためにDTDを利用します。アクセス対象となるXMLドキュメントは,DTDに対して妥当なXMLドキュメントである必要があります。

アクセス対象となるXMLドキュメントは,XMLドキュメントが正しい形式であるための制約(well-formedness constraint)を満たすために必要な場合を除き,DTDを含んでいてもいなくてもかまいません。ただし,入力XMLドキュメントの妥当性をチェックする場合は,アクセス対象となるXMLドキュメントにDTDがなければなりません。入力XMLドキュメントの妥当性チェック機能については,「7.2.8 入力XMLドキュメントの妥当性チェック機能」を参照してください。