付録A.5 Linuxで使用する場合の注意事項
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Linuxでは,UTF-8環境で使用してください。
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日本語項目および日本語編集項目を使用する場合は,unicodeオプションを必ず指定してください。
unicodeオプション未指定時には,日本語項目データはデフォルトロケールであるUTF-8に変換されるため,JavaとCOBOL間で日本語項目データを正しく変換できません。
日本語項目データを受け渡したい場合は,unicodeオプションにbig※1またはlittle※2を指定してください。unicodeオプションにbigまたはlittleを指定する場合は,COBOL2002の実行時環境変数である環境変数CBLUNIENDIANの指定と合わせてください。環境変数CBLUNIENDIANの指定と合っていない場合には,JavaとCOBOL間で日本語項目データを正しく変換できません。
- 注※1
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UTF-16BE変換することを意味します。
- 注※2
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UTF-16LE変換することを意味します。
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日本語項目および日本語編集項目を使用する場合は,COBOLアクセス用Beanを生成する際に,「日本語項目を英数字項目として扱う。」チェックボックスをオフにしてください。
チェックボックスをオンにした場合には,日本語項目データは英数字項目として扱われUTF-8変換されるため,COBOL2002での格納データ形式UTF-16と異なり,JavaとCOBOL間で日本語項目データを正しく変換できません。