5.4.3 dynamicpathオプション
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
COBOLアクセス用Beanを生成する際に,呼び出すCOBOL UAPライブラリ名を絶対パス名指定でなくてもCOBOL UAPライブラリを呼び出すことができます。この機能は,オプションの指定と次の環境変数の指定によって有効となります。
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Windowsの場合:システム環境変数PATH
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AIXの場合:システム環境変数LIBPATH
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Linuxの場合:システム環境変数LD_LIBRARY_PATH
(2) 指定形式
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Windowsの場合
SET CBLJ2CBOPT=dynamicpath( yes | no )
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UNIXの場合
CBLJ2CBOPT="dynamicpath( yes | no )" export CBLJ2CBOPT
dynamicpathオプション未指定時は,noとして扱います(絶対パス名の指定が必要です)。
(3) 指定値の動作
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Windowsの場合
yes指定時は,指定されたライブラリ名でローディングします。システム環境変数PATHにCOBOL UAPライブラリが格納されたフォルダ名を指定しておくと,COBOL UAPライブラリをローディングできます。
絶対パス名で指定された場合,指定された名称でローディングします。
dynamicpathオプション未指定時またはno指定時に,絶対パス名で指定されていない場合にはエラーとなります。
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UNIXの場合
絶対パス名で指定されない( / から始まらないファイル名)場合,指定されたライブラリ名でローディングします。ライブラリ名に拡張子がない場合は拡張子(AIXの場合:.a,Linuxの場合:.so)を付けたファイル名をライブラリ名とします。システム環境変数LIBPATH(AIXの場合)またはシステム環境変数LD_LIBRARY_PATH(Linuxの場合)にCOBOL UAPライブラリが格納されたディレクトリ名を指定しておくと,COBOL UAPライブラリをローディングできます。
絶対パス名で指定された場合,指定された名称でローディングします。
(4) 注意事項
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UNIXの場合
指定されたライブラリ名にピリオド(.)がある場合,dynamicpathオプションでは拡張子(AIXの場合:.a,Linuxの場合:.so)は付加しません。