COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド


7.2.4 出力フォーマット

〈この項の構成〉

(1) 出力ファイルの概要

出力ファイルは,次のように出力されます。

[図データ]

(2) 識別情報

[図データ]

  1. yyyy:年(西暦) MM:月 dd:日

  2. hh:時(1〜24) mm:分 ss:秒

  3. X:ローカル識別番号

    Beanを呼び出すごとにローカルな番号が設定されます(番号は1〜2,147,483,647で,超えた場合は1となります)。

  4. Bean名称:Beanのクラス名称

(3) ヘッダ部

Windowsの場合

[図データ]

注※ Windows(x64)では,COBOL 拡張 Server Run Time System for Cosminexus Version 2(64)になります。

[図データ]

*** 1 *** :Beanのパッケージ名称。パッケージがない場合は,”no-package”。

それぞれのヘッダ部には,識別情報が出力されます。

UNIXの場合

[図データ]

[図データ]

*** 1 *** :Beanのパッケージ名称。パッケージがない場合は,”no-package”。

それぞれのヘッダ部には,識別情報が出力されます。

(4) データ領域ダンプ

(a) 基本型setterの例

[図データ]

各行に識別情報が出力されます。

Beforeは変換前の情報を,Afterは変換後の情報をそれぞれ表します。setterの場合は,setterの引数に指定された値がBeforeに,引数領域に設定される値がAfterに表示されます。getterの場合は,引数領域の値がBeforeに,リターンする値がAfterに表示されます。

name:setter/getterのメソッド名を表します。

CBL-Type:

COBOLの定義を表します(詳細は「7.2.5 setter/getter引数情報表示時のデータ属性情報」を参照してください)。

J-Type:

Javaの定義を表します(詳細は「7.2.5 setter/getter引数情報表示時のデータ属性情報」を参照してください)。

size:該当する引数データの領域長を表します(バイト数)。
setterの場合

Beforeは,setterで指定したデータのデータ長を表します(バイト数)。

Afterは,COBOLデータ定義の領域長を表します(バイト数)。

getterの場合

Beforeは,COBOLデータ定義の領域長を表します(バイト数)。

Afterは,getterで取得するデータのデータ長を表します(バイト数)。

specified length:

可変長データおよびアドレスデータを指定した場合,SetterのBeforeにユーザが指定したデータ長を表示します。

データ長に0以下を指定した場合は,0を仮定し,表示します。

データ長が(全体長-4)を超える場合は,[全体長-4]を算出し,表示します。

そのほかのデータ項目には表示されません。

location:

引数領域先頭からの相対ロケーションを表します。COBOLデータ定義の場合に,表示します。

1.:表示するデータ先頭からの相対ロケーションを表します(16進表示)。

2.:データを16進表示します(16バイト分表示します)。

3.:データをそのまま表示します。表示できない文字は,”?”を表示します。

可変長データおよびアドレスデータ項目のダンプ表示でsetterのAfterとgetterのBeforeの先頭4バイトはデータ長を表します。

同一内容のダンプ表示が続く場合は,先頭行に続く行に,次を表示します。

同一内容の行が2行ある場合

[図データ]

同一内容の行が3行以上ある場合

[図データ]

(b) 基本型getterの例

[図データ]

各行に識別情報が出力されます。

OCCURS句が指定された場合は,指定された添字をsetter/getterのメソッド名に表示します。

OCCURS句が指定されたデータ項目に対するsetterの例

[図データ]

(5) 引数情報表示時のエラーケース

次に記載するエラーケースは,情報表示時のエラー表示です。例外は発生しません。

(a) setterの引数に指定したObjectの型が誤っている場合

[図データ]

オブジェクト名:指定されたオブジェクト名を表示します。

(b) 変換時にエラーが発生した場合

[図データ]

(c) COBOL adapter for Cosminexus 01-xxで作成したCOBOLアクセス用Beanの場合

Windowsの場合

[図データ]

注※ VV-RR(-ZZ)は流用元製品バージョン番号(例:02-13)を表します。

UNIXの場合

[図データ]

注※ VV-RR(-ZZ)は流用元製品バージョン番号(例:02-12)を表します。

(d) getterで取得するデータが出力情報サイズに含まれない場合

[図データ]

(e) getterで取得するデータの一部が出力情報サイズに含まれない場合

[図データ]