COBOL2002 言語 拡張仕様編


18.5.8 LENGTH-OF-VARIANT関数(OLE2オートメーションインタフェース機能)

形式

[図データ]

機能

LENGTH-OF-VARIANT(VARIANT値の長さ取得)関数は,引数1で指定したVARIANT値をCOBOLの英数字型に変換するときに,必要となる受け取り領域の文字列長を取得する。この関数の型は整数型である。

一般規則
  1. 引数について

    ・引数1は,バリアントデータ項目を指定しなければならない。

    ・引数1に指定したバリアントデータ項目がNULLの場合は,実行時にエラーとなる。

    ・引数1に指定したバリアントデータ項目が文字列に変換できない場合は,実行時にエラーとなる。

  2. 関数値について

    ・関数値は,VARIANT値をCOBOLの英数字型に変換するときに,COBOLの英数字項目として受け取りに必要な文字列長を取得する。

  3. 関数の表現形式

    ・4バイトの2進項目(PIC S9(9) USAGE COMP) (Windows(x64) COBOL2002の場合,8バイトの2進項目(PIC S9(18) USAGE COMP))

    ・この関数は,整数型関数が指定できるところに記述できる。