COBOL2002 言語 拡張仕様編


18.5.7 VARIANT-TO-OBJECT関数(OLE2オートメーションインタフェース機能)

形式

[図データ]

機能

VARIANT-TO-OBJECT(OLEオブジェクト参照データ型変換)関数は,引数1で指定したVARIANT値と等価なOLEオブジェクトへのポインタを返す。この関数の型はOLEオブジェクト参照データ型である。

一般規則
  1. 引数について

    ・引数1は,バリアントデータ項目を指定しなければならない。

    ・引数1に指定したバリアントデータ項目がNULLの場合は,実行時にエラーとなる。

    ・引数1に指定したバリアントデータ項目がOLEオブジェクト参照データに変換できない場合は,実行時にエラーとなる。

  2. 関数値について

    ・関数値は,VARIANT値と等価なOLEオブジェクトへのポインタが返される。

  3. 関数の表現形式

    ・OLEオブジェクトへのポインタ

    ・この関数は,(CALL文を除く)送り出し側作用対象のOLEオブジェクト参照データ項目が指定できるところおよびOLEオブジェクト参照データ比較の条件式に記述できる。