COBOL2002 言語 拡張仕様編


17.2.2 データ部(CSVファイル入出力機能)

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「9 データ部(DATA DIVISION)

〈この項の構成〉

(1) ファイル記述項(FD)

ここでは,テキストファイルと異なる規則だけを記述する。

形式

[図データ]

構文規則
  1. ORGANIZATION IS CSVが指定されたファイルのFD記述項には,DEPENDING ON指定のRECORD IS VARYING IN SIZE句を指定できない。

  2. LINAGE句は指定できない。

  3. ファイル記述項に従属するレコード記述は一つでなければならない。

  4. レコード記述項はDEPENDING ON指定のOCCURS句を含んでいてはならない。

  5. レコード記述に従属する基本項目は,ブール項目以外の用途が表示用の項目でなければならない。

  6. レコード記述項にCHARACTER TYPE句を含んでいてはならない。なお,UNIX COBOL2002では-XMAP,LinePrintオプション未指定時は,CHARACTER TYPE句は覚え書きとする。

  7. -NumCsvオプション指定時,レコード記述に従属する基本項目が数字編集項目の場合,その項目は数字入出力の対象にならない。英数字項目として処理される。

一般規則
  1. レコード記述にREDEFINES句を含んでいてもよいが,READ文・WRITE文では再定義した方は無視され,再定義された方の属性で処理される。

【テキストファイル機能との関連】

2.3.1 ファイル記述項(テキストファイル機能)

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「9.3.4 ファイル記述項(file description entry)