COBOL2002 言語 拡張仕様編


17.2.1 環境部(CSVファイル入出力機能)

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「8 環境部(ENVIRONMENT DIVISION)

〈この項の構成〉

(1) ファイル管理段落

このシステムでは,CSVファイルをテキストファイルの拡張機能としてサポートしている。ここでは,テキストファイルと異なる規則だけを記述する。

形式

[図データ]

機能

ORGANIZATION IS CSVは,ファイルの論理的構成がCSVのファイルであることを指定する。

一般規則
  1. ORGANIZATION IS CSVは,ファイルの論理的構成がCSVのファイルであることを指定する。ファイル編成はファイルを生成するときに定まり,後から変更できない。

  2. CSVファイルは,テキストファイルと同様に,レコードがファイルに書き出されるときに定まる前後の関係によって一意となる永続的な論理ファイル構造である。

  3. ORGANIZATION IS CSVが指定されたとき,ファイルはおのおのデータを1行ずつ含む可変長レコードの集まりとして扱われる。1行とは,文字の並びであり,その終わりはレコード終端コードである。終端コードはレコードの長さに含まれない。

  4. ファイル共用機能の構文を書いてもよいが,このシステムでは覚え書きとする。

【テキストファイル機能との関連】

2.2.1 ファイル管理段落(テキストファイル機能)

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「8.3.3 ファイル管理段落(FILE-CONTROL)