COBOL2002 言語 拡張仕様編


9.8.7 FETCH文(データベースアクセス機能)

形式
静的/動的
FETCH  カーソル名  INTO  相手指定 [ , 相手指定 ] …
機能

FETCH文は,カーソルを表の次の行に位置づけ,その行の値を取り出す。

構文規則

カーソル名は,同一プログラム,利用者定義関数,メソッド中のDECLARE CURSOR文で宣言されていなければならない。

一般規則
  1. カーソルは,開かれていなければならない。

  2. INTOの相手指定の数および順序は,取り出す行の列の並びに対応し,各相手指定の変数の型は,返される結果の値を格納できる変数の型でなければならない。

  3. 取り出す行が存在する場合,行の各列の値が,対応する相手指定に設定される。

  4. カーソル宣言によって導出される表が空の場合,またはカーソルが最終行もしくは最終行の次に位置づけられている場合は,カーソルを最終行の次に位置づけ,SQLCODE変数に100が設定される。