COBOL2002 言語 拡張仕様編


9.8.6 OPEN文(データベースアクセス機能)

形式
書き方1 静的
OPEN  カーソル名
書き方2 動的
OPEN  カーソル名 [ USING 相手指定  [ , 相手指定 ] … ]
機能

OPEN文は,カーソルを開く。

構文規則
  • カーソル名は,同一プログラム,利用者定義関数,メソッド中のDECLARE CURSOR文で宣言されていなければならない。

  • 書き方2のカーソル名は,同一プログラム,利用者定義関数,メソッド中に DECLARE CURSOR文の書き方2でカーソルが宣言されていなければならない。

一般規則
  1. カーソルは,閉じられていなければならない。

  2. 書き方2は,動的SQLをカーソルで実行する場合に使用する。

    (a)動的SQLは,準備しておかなければならない。

    (b)動的SQLは,DELETE,INSERTおよびUPDATE文であってはならない。

    (c)USINGの相手指定の数および順序は,パラメタマーカの並びに対応し,各相手指定のデータは,各パラメタマーカに対応する列,または式のデータ型に有効な値のデータでなければならない。なお,パラメタマーカに対応する列,または式のデータ型が固定長形式の型の場合,データの長さを合わせる必要がある。

  3. カーソルが開かれた場合,カーソルは,先頭行の前に位置づけられる。