COBOL2002 言語 拡張仕様編


6.7.3 USAGE句(浮動小数点形式データを扱う機能)

形式

[図データ]

機能

計算機の記憶領域内でのデータ項目の表現形式が浮動小数点形式であることを指定する。

構文規則
  1. COMP-1,COMP-2はそれぞれ,COMPUTATIONAL-1,COMPUTATIONAL-2の同義語である。

一般規則
  1. DISPLAY指定

    数字項目を外部浮動小数点形式で表現するときには,USAGE句を省略するか,またはUSAGE IS DISPLAYを指定する。

  2. COMPUTATIONAL-1/COMPUTATIONAL-2指定

    内部浮動小数点形式の数字項目であることを指定する。

    (a)COMPUTATIONAL-1のときは4バイトに,COMPUTATIONAL-2のときは8バイトにそれぞれ収められる。

    (b)内部浮動小数点形式のときは,PICTURE句を指定してはならない。

(例)

03 A USAGE COMP-1.

03 B USAGE COMP-2.

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「9.16.86 USAGE句